内容説明
信念に従い行動し続けた哲学者に学ぶ困難を乗り越える力。
目次
1 人生について
2 愛について
3 不幸と苦しみについて
4 権利と義務について
5 力と自由について
6 国家と歴史について
7 革命と戦争について
8 社会と政治について
9 教育について
10 知について
11 美について
12 宗教について
13 神について
14 歓びについて
15 人間について
16 死について
著者等紹介
ヴェイユ,シモーヌ[ヴェイユ,シモーヌ] [Weil,Simone]
1909~1943。パリのユダヤ系の家庭に生まれる。非常に知的な家庭環境で育ち、二年飛び級で中学に入学、さらにアンリ四世高校という名門校に進学してアラン(『幸福論』)から哲学を学び、多大な影響を受ける。高等師範学校卒業後、フランス各地の国立女子高等学校で哲学を教えつつ、組合活動などの社会活動も並行して行い、労働者の実態分析のため工場労働に従事するなどした。また戦争の実情を知る目的でスペイン内戦にも参加、重傷を負う。世界各地の宗教思想を研究し、神秘体験も得る。第二次世界大戦が始まると家族と共にアメリカへ亡命。しかし単身で戦闘の続くヨーロッパに帰り、レジスタンスに従事する。すでに結核に侵されていたため、34歳の短い生涯をイギリスで終えた
鈴木順子[スズキジュンコ]
1965年生。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程満期退学。学術博士。フランス・ポワティエ大学DEA取得。中部大学教授。フランス思想・哲学、フランス地域文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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