ディスカヴァー携書<br> スマホ時代の哲学―「常時接続の世界」で失われた孤独をめぐる冒険 (増補改訂版)

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ディスカヴァー携書
スマホ時代の哲学―「常時接続の世界」で失われた孤独をめぐる冒険 (増補改訂版)

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  • サイズ B40判/ページ数 384p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784799331422
  • NDC分類 104
  • Cコード C0210

内容説明

つながっているのに寂しい、「常時接続の世界」を生き抜くために。哲学という「未知の大地」をめぐる冒険を、ここから始めよう。

目次

第1章 迷うためのフィールドガイド、あるいはゾンビ映画で死なない生き方
第2章 自分の頭で考えないための哲学―天才たちの問題解決を踏まえて考える力
第3章 常時接続で失われた〈孤独〉―スマホ時代の哲学
第4章 孤独と趣味のつくりかた―ネガティヴ・ケイパビリティがもたらす対話
第5章 ハイテンションと多忙で退屈を忘れようとする社会
第6章 快楽的なダルさの裂け目から見える退屈は、自分を変えるシグナル

著者等紹介

谷川嘉浩[タニガワヨシヒロ]
1990年生まれ。哲学者。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在、京都市立芸術大学美術学部デザイン科講師。哲学者ではあるが、メディア論や社会学といった他分野の研究やデザインの実技教育に携わるだけでなく、企業との協働も度々行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はるき

9
常時接続って、常に不特定多数と手を繋ぎっぱなしってこと…。なんか、凄く、気味が悪いな。 今更スマホ以前の世界には戻れませんが、静かに自分と向き合う時間は必要ですね。2025/04/29

双海(ふたみ)

8
スマホは私たちの生活をどう変えてしまったのか?いつでもどこでもつながれる「常時接続の世界」で、私たちはどう生きるべきか?本書の射程は広い。ニーチェ、オルテガ、ハンナ・アーレント、パスカル、村上春樹、エヴァetc……哲学からメディア論、カルチャーまで。2025/05/07

totuboy

7
スマホは私たちの生活を本当に便利にしたのだろうか。常に何かとつながっているという状況は、常に何かと自分を比較する社会でもある。「孤独」の中で、自分と対話しながら、自分からアウトプットして何かを作り出していくことで、本当の幸せが見えてくる。自分自身も読書という趣味は「インプット」しているだけだし、ネトフリなどの動画視聴もあくまでも「受け身」であることがずっと気になっていた。また、自己変革を求められ、社会の側が変わろうとしない問題点は大変納得できた。2025/04/26

みのくま

7
ぼく達はゾンビ映画に出てくるモブの様な振る舞いをする。ゾンビの襲来に慌てふためき判断を決定的に間違えて死んでいく。本書はそんなモブとスマホを与えられ、SNSで一喜一憂を垂れ流したくなる欲望を抱くぼく達は同じだと指摘する。スマホによって常時接続されたぼく達は、ではどのようにゾンビ映画のモブの様な振る舞いをせず済むのだろうか。本書の結論は小出しに沢山散りばめられている。ただ、どれもそこまで極端な事は書いておらず特筆すべきものはない。ただTV版エヴァの加持リョウジがお手本になっており、その事自体にビックリした。2025/03/12

tkokon

4
【モヤモヤを飼う】孤独を大事にする、モヤモヤを抱えておく、退屈から目をそらさない。文字通り、手のひらに瞬間的な刺激を得られる端末を持っているからこそ、そこに抗い、自分の心に従うためのヒント。哲学とアニメと、著者の優しい論理展開のバランスが良く、読みやすい。「考えるな、感じろ」2025/03/29

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