内容説明
銀行員21年、経営コンサル15年、60代で西本願寺事務方トップとなった僧侶が説く「下り坂の時代」の生き方。
目次
第1章 仕事で自分をなくしていませんか?
第2章 会社軸から自分軸を取り戻したイギリス時代
第3章 「自分の軸」を見つける
第4章 「自分の軸」を活かす
第5章 「自分の軸」を守る
第6章 失敗や逆境に負けない自分になる
第7章 あるがままに「凡夫」として生きる
著者等紹介
安永雄彦[ヤスナガユウヒコ]
法名、釋雄玄。1954年東京生まれ、開成高校、慶応義塾大学経済学部卒業、ケンブリッジ大学大学院博士研究課程修了(経営学専攻)、三和銀行(現三菱UFJ銀行)、米系大手人材コンサルティング会社ラッセル・レイノルズ社を経て、経営幹部人材の人材サーチコンサルティング会社島本パートナーズ社長(現会長)。2005年に得度し浄土真宗本願寺派僧侶となる。2015年7月より築地本願寺代表役員として僧侶組織のトップとして法務に従事するとともに、寺院の運営管理や首都圏での個人を対象にした新しいかたちの伝道活動に従事し伝統寺院の改革を主導。2022年8月より京都の浄土真宗本願寺派本山である西本願寺の代表役員として本山の改革に従事中。グロービス経営大学院大学専任教授。経済同友会会員。元武蔵野大学学外理事(現顧問)。龍谷大学理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kakoboo
13
失礼ながら他でも聞いたことのあることが多々ありながらも、痛いことばかり突かれた感じがします。 逆に言えば自分が思っている不安が的確に指摘されているので、案外自分が思っていることって他の人も同じように感じているんだなと思う箇所も多いです。 蛇足ですがグロービス流についてはコメントは割愛します。。2024/03/28
アルカリオン
7
KindleUnlimited とても読みやすかったです。ユニークな経歴の著者が何を考えて行動し、どのようにしてその経歴を紡いできたのかが綴られています▼銀行員として英国に駐在し、帰国寸前にそのままケンブリッジ大学ジャッジ・ビジネススクール(の前身)に留学を命じられ、そこで人生観が変わったそうです▼大学院工学研究科・経営学専攻博士課程を母体として、投資家ポール・ジャッジ氏からの800万ポンドの寄付によりジャッジ・ビジネススクールが創設されたそうです。2024/08/10
黒頭巾ちゃん
7
サラッと読めます▼能力開発でだいじなことは、自分で能力を限定しない。リミッターを外す→子供の頃に夢中になってたものがキー▼親のいい子にはならない。親の時代と変わっている▼変わるなら異質の世界に飛び込む▼通勤ルートを変えて刺激を与える▼会社ですれ違う人に挨拶をする▼心が疲れてきた 無理してアクセルを踏んではいけない▼海辺で五感を休める▼忍耐力が大事▼自分ごと として自由に発言をする→客目線▼2024/01/23
jupiter68
3
非常に短い本だった。著者が本願寺に関係する僧侶になっていることに興味がわいて購入したもの。いろいろと自分の立ち位置を変えているが、それぞれで結果を出し現在に至っていることがすばらしいと思う。見習いたい。2024/05/09
もち
3
オーディブルにて読了、異色の経歴の著者、銀行員から独立そして60歳で僧侶の道へ、キャリアデザインを考える意味でも多くのことを学べる1冊、心の問題へ深い関心があった著者は経営者の抱える課題へのアプローチとして仏教が有効であることに気づく、今なおグロービス経営大学院講師と僧侶としての二足の草鞋を履く著者には尊敬の念を抱ける。、会社軸に染まりすぎず、自分の軸に磨きをかける。自分においても実践したい。2024/04/05