内容説明
行動し、失敗し、適応せよ!「新しいことを試す」「失敗のリスクを抑える」「失敗と向き合う」進化思考に学ぶ、不確実な世界を生き抜く方法。
目次
第1章 適応―適応戦略とは何か
第2章 対立―組織はいかにして学ぶか
第3章 変異―新しいアイデアを生み出す
第4章 選択―貧しい人を救う方法を見つける
第5章 置換―成功のルールを置き換える
第6章 分離―金融のメルトダウンを防ぐ
第7章 アダプト―適応する組織
第8章 実践―さあ、適応戦略を実践しよう
著者等紹介
ハーフォード,ティム[ハーフォード,ティム] [Harford,Tim]
オックスフォード大学ナフィールド・カレッジ、およびロンドンのキャスビジネススクール客員研究員。バスティアット賞経済ジャーナリズム部門を2006年に受賞。BBC Radio4の人気番組「More or Less(モア・オア・レス)」のホストも務める。同番組は卓越したジャーナリズムが評価され、2010年の王立統計学会賞を受賞した。妻、娘2人とロンドン在住
得重達朗[トクシゲタツロウ]
翻訳家。山口県に生まれ、兵庫県西宮市に育つ。上智大学文学部英文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はるき
14
世の中(人生も)何が起こるか誰にも分からない。事は起こるし人間は何度でもやらかす。それを認めて随時対応していけばいいじゃないか。大変分かりやすく、読み物としても面白かった。2022/09/10
Go Extreme
2
適応:適応戦略とは何か?ー適応戦略の全体像 変わりゆく地形 適応の秘訣 対立:組織はいかにして学ぶかーアメリカ軍の組織が学習した事例 ミッション・コマンドと戦争の永続的な不確実性 変異:新しいアイデアを生み出すー変異 シーカーとソルバー 選択:貧しい人を救う方法を見つけるー選択 もう一度やってみる 置換:成功のルールを置き換えるー成功のルールを置き換える 分離:金融のメルトダウンを防ぐーデカップリング アダプト:適応する組織ー適応戦略の全体像 実践:さあ、適応戦略を実践しようー適応戦略の全体像2022/07/14
てっき
0
知人に勧められてようやく読んだ本。中身は経済ジャーナリストによるありとあらゆる方面での環境への適応可否に関する成功事例及び失敗事例に基づく、失敗のススメともいえる本。失敗が許容されるための環境づくりと、その失敗をどのように反映させるのか、反映された教訓をどうやって敷衍するのか、といった流れで描かれる本書は非常に読みやすく、分野が経済・軍事・環境・医療といった多分野にまたがることから知識の吸収にも役立った。難点としては、大概の人にはどうでもいいのだろうが脚注が巻末注になっており、参照に非常に時間がかかる点。2022/12/26
Chisaka
0
事例を取り上げながら過去の戦略〜実行の失敗や対応策を振り返る構成。太平洋戦争の日本軍を振り返った「失敗の本質」同様、組織の話なのでアメリカのベトナム戦争やイラク戦争を振り返ったり、スリーマイル、リーマンショックを振り返っている。ちょっと途中だらけるけど、自分の仕事やプロジェクトを思い返しながら読むと学びがあると思った2022/09/27