内容説明
学べる、使える、寓話は大人の課題図書。古今東西語り継がれる人生の教え77。
目次
視点と視野と視座
幅広い認識としなやかな思考
思慮深さと正しい判断
聡明さと創造的な仕事
強い組織の精神
働く姿勢と働く意味
正義の心と共同体
科学技術と社会の関わり
人生の道理と「有り難う」
欲望との付き合い方
学びの心得と学ぶ理由
挑戦と持続可能性
自分の物語の描き方
生と死のつながり
どんなときでも「ものは考えよう」
著者等紹介
戸田智弘[トダトモヒロ]
1960年愛知県生まれ。北海道大学工学部、法政大学社会学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しげ
54
寓話と教訓で1節毎構成され読み易くなっています。まるで聖書を読むみたいに寝床に入ってから2節〜3節ずつ読み進めたので、読み終えるまで随分と時間が掛かりました。引用されている寓話は何処かで一度は聞いた事が有る童話、昔話、逸話と感じます。感想から外れてしまいますが、本書の寓話教訓に触れる度「ふと」性善説の押し付けの様な無人販売所(窃盗)での出来事に疑問を感じてしまう今日この頃…2024/11/16
ニッポニア
51
聞き読み。ビジネスと親和性が高い寓話。古から語り伝えられてきた話だからこそ、人間の本質を突くのでしょう。ビジネス本やビジネス講義に出てきた話がかなりありました。読むだけで得るものはあるが、それを活かすために動くこと、ですね。以下メモ。地域コミュニティは外部に対して開いた性格を持っている。安定とは、大事な部分を守りながらも上手に更新を続けていくこと。嫌われることは自由の証。和尚が残した箱にあった言葉「なるようになる」2022/11/30
森林・米・畑
36
そもそも寓話自体に馴染みがなかったし、知らない寓話の方が多かった。が、寓話が教えようとする考え方や行動を既に実践している事もあった。幼い頃絵本童話、お年寄りから聴いた教えやお話が知らず知らずに身に付いていたのか?小さい頃から絵本や童話に親しむのは良い事なんだなと思った。しかし大人が敢えて読むことで、新たな気づきや学びがあるのも確かだ。個人的には第15章どんなときでも「ものは考えよう」が身に染みた。2022/06/20
ちくわ
31
自分は寓話が好きである。子供でも読め、短時間で読め、そして多様な教訓を得られるから。寓話の解説では往々に1つの教訓だけが記されるが、本書のように複数の教訓=解釈の提示がある方が良書だと思う。解釈なんて人で違う、場所で違う、時代で違う…多面的である方が自然で、唯一無二の解釈なんて不自然じゃね? 最後にあくまで自己流だが…どんな事象も、SWOT分析のようなフレームワークで4分割したり、命題に対する逆、裏、対偶のような4分割も可能。つまり技術を使うだけで1つの事象から最低4視点が得られます。思考の強化に是非!2023/12/02
かいてぃ〜
21
寓話って面白いな、と思った1冊。話は難しくないのだけれど、より良く生きるための「なるほどなぁ」が多く詰まっている。これは速読ではなくて、じっくり読んだ方が良いし、読む都度、「なるほどなぁ」ポイントが変わってくるのだろうな。2023/04/11
-
- 和書
- にゃんたま