内容説明
知らぬ間に受け継いだ「生きづらさの種」を取り除き、本当の自分を取り戻せる「読む子育てセラピー」。ロングセラーをアップデート!
目次
1 子どもには何ひとつ問題はない(本当は怒りたくない;救うのは子ども。そして、ママ・パパの中にいる小さい子どもの頃の自分;『親の責任』とは?;子どもにとっての親とは、どんな存在? ほか)
2 安全・安心な子育てのために(『書く』ことの効果;マイナスをプラスに換える;安全・安心な環境を選ぶ;必要なときは、“助け”を求めていい ほか)
著者等紹介
斎藤裕[サイトウヒロシ]
1961年生まれ。久留米大学医学部卒業。元・精神保健指定医。約20年間、民間病院に勤務。2008年から2017年まで心療内科クリニックを開業。2017年、カウンセリングルームを開設。現在、精神科医を引退し、『HSC子育てラボ』の顧問
斎藤暁子[サイトウアキコ]
航空会社の客室乗務員として勤務後、結婚。一児の母。心理カウンセラー。当時、精神科医の夫が開業した心療内科クリニックでカウンセラーとしての経験を積む。その後クリニックから転向した『さいとうカウンセリングルーム』にてカウンセリングを行っている。2018年3月『HSC子育てラボ』、2019年4月、オンラインコミュニティ『HSC親子の安心基地』を立ち上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さく
18
子どもに優しくしましょう、みたいな話ではなく、もっと、深層心理的な話だった。子どもに腹が立ったり不適切な関わりをしてしまうのは、子どもの行為に問題があるのではなく、自分が幼少期に親から受けた言葉や躾に原因がある可能性がある。自分の心の中にいる、親。インナーペアレントと向き合い、解放されなければならない。アダルト・チルドレン、トラウマ、嗜癖、機能不全家族。2023/04/04
織川 希
5
★★★☆☆ 親の毒を子供に引き継がないための本。本書はいわゆる毒親育ちの人が、親から受けた影響を自分の子供に与えないために自分の心をケアする方法を説く。幼少期に親からされたことの責任は全て親にある。親の責任を親に返すことが必要で、そのためには手紙を書くことが有効だと言う。私自身は苦しかったことをしたためた手紙を両親に出した経験があり、その効果は身を以て実感した。当時のいきさつや実際の手紙の文面は、著書『実家に帰りたくない』に記してあるため、本テーマについてより理解を深めたい方にはぜひお読みいただきたい。2024/04/13
めぐ
5
恐ろしい本。怒らない育児本かと気軽に手に取ったらまさかのACを癒して虐待の連鎖を断ち切ろう系。パンドラの箱は開き、引きも切らずにトラウマのフラッシュバックが始まり乳飲み子を抱えて半狂乱に。読み進める毎に衣食住を脅かされ自我の萌芽を見咎められ暴言暴力暴行の雨霰に蹂躙される圧倒的絶望を追体験し、忽ち喉にビニールを詰めたような違和感に吐き気を催し、一睡も出来ず食事も摂れなくなったが意地になって読了した。癒しなど手遅れだ。今の私は心がミンチになり喪われた童女の肉体に憑依して善く生き、良い親の皮を被った亡霊となろう2022/06/12
♡kana*
3
うーーーん、あまり響かず。2022/12/18
ごはん
2
母親がつい子供に言ってしまう言葉を振り返る。自分の小さい頃言われたことも影響している。自分が本来背負わなくてよかった責任125が印象的。子がいなければ◯◯できた、と言われる。絵がほんわかしてかわいい。親の言うことを聞きなさい(子供をしばるメッセージ)132は悪影響になりうる。小さい子にとって親の一言や態度は特に大きい。禁止を自分に課していると子の甘えも許せなくなる。気持ちを口に出し感情を吐き出せる家庭が大事。心理的な虐待では支配に服従する、役に立たないことへの罪悪感がある、送らない手紙を書く206
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