内容説明
この本は、読者がうまくいかない「わけ」を適切に知り、対処法のヒントを得ることによって、今感じているつらさを緩和し、うまく進んでいける助けになるために書いています。「わけ」の主軸となる話は「発達障害(またはその傾向)特性の理解」ですが、本書は医学書ではありません。医学的診断の厳密さ以上に、本人自身の「つらい」という主観や「とにかく生きやすくすること」というアプローチもとても重要だと考えています。本書は社会の中でどう自分を嫌いにならずに生きていくか、自分とどううまくつき合って生きていくか、ということに希望を持ってもらうことを目的としています。
目次
第1章 発達障害とは何だろう?
第2章 「判断するのが怖い」という気持ちはどこから来るのか
第3章 どんな特性が影響しているのか
第4章 陥りがちな心理としてしまいがちな行動
第5章 判断への不安を軽くするために
第6章 自分について説明する
第7章 怒りをコントロールする
第8章 カウンセリングを上手に利用する
第9章 事例から見えること
第10章 職場の「暗黙の了解」を言葉にすると
著者等紹介
佐藤恵美[サトウエミ]
沖縄メンタルサポート&コンサル代表。精神保健福祉士・公認心理師。キャリアカウンセラー(GCDF‐japan)。1970年生まれ。東京都出身。北里大学大学院医療系研究科産業精神保健学修了。医科学修士。埼玉県内の精神科単科病院医療相談室、東京都内の医療法人社団弘富会神田東クリニック副院長/同法人MPSセンター副センター長を経て、2020年沖縄にて「沖縄メンタルヘスルサポート&コンサル」を設立。職場のメンタルヘルスを専門とし、実効性のある労働者のカウンセリングや健康職場づくりを実践している。主な著書に『もし部下が発達障害者だったら』(ディスカヴァー携書)、『ストレスマネジメント入門』(共著、日経文庫)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あさひ.a
香菜子(かなこ・Kanako)
アルカリオン
美兎-mito-
kanaoka 57