巨大銀行のカルテ―リーマンショック後の欧米金融機関にみる銀行の未来

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  • サイズ B6判/高さ 19cm
  • 商品コード 9784799325582
  • NDC分類 338.23
  • Cコード C0033

内容説明

金融危機から10年超が経過、隆盛を極めるJPモルガン・チェースと危機にさらされるドイツ銀行。その明暗を分けたものは何か?

目次

第1章 ドイツ銀行の憂鬱
第2章 BNPパリバは欧州のJPモルガン・チェースとなるか
第3章 リーマンショックが米銀に与えた影響
第4章 王者の座に君臨するJPモルガン・チェースと四大米銀グループ
第5章 永遠のライバル ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレー
第6章 新たなビジネスモデルを模索する欧米金融機関

著者等紹介

若奈さとみ[ワカナサトミ]
早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了(MBA)。日本興業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)入行、企業金融開発部M&A班、調査部経済調査班・海外調査班。格付け機関ムーディーズ入社、ストラクチャードファイナンス部、金融機関グループを経て、現在フィナンシャルリサーチ勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

90
最近の銀行論という本はほとんど国内銀行の話に限られているケースが多かったのですが、ここでやっと海外のメガバンクについての情報を得ることができました。数十年前には世界ナンバーワンの呼び声が高かったドイツ銀行がなぜ今の状況になってしまったのか、リーマンショックの影響がいかほどのものであったのかなどなど、海外の情報を地道に分析されていて参考になりました。2019/11/02

人生ゴルディアス

6
データがすごい。米銀大手について初めて調べる人にはとても良いかもしれない。自分にはちょっとデータ寄りすぎたかな…。序文で著者が宣言している通り、リーマン後の米銀や欧州銀行をある程度の時間軸を取って俯瞰的に扱った書籍というのは少ないかほとんどないので、その意味で本書はとても意義があるのでは。ドイツ銀行についての記述も結構レアな気がします。代わりに米銀やリーマンショックについては個々の専門書にページ数的に勝てないので、目新しい情報はなくサラサラ流し読み。米銀大手四行の各指標の比較は面白かったです。2020/12/31

よしたけ

2
欧米の巨大金融機関の動向を網羅的にカバー。特にドイツ銀行の凋落に紙面を割いており、どういった収益構造や経営体質が足元の惨状を招いたのかを子細に分析。リーマンショックの経緯、関連する金融規制法の強化等、近年の金融史を学ぶにも丁度よい。各社の歴史、財務・収益ポートフォリオ、現CEOの戦略、各社相互の関係等に触れられており、なかなかここまで分析された書籍は少ないのではないかと推察する。世界的な傾向としては、大企業偏重から中堅・中小企業及びリテール業務へのシフト、Fin Techへの推進が進捗しているようだ。2020/02/18

Mayu Morimoto

0
★★★★★ 大変面白い。各金融機関の歴史、リーマンショックの背景、金融危機を経て各行どのように変革してきたのか、そしてどこに向かっているのか。一見取っつきにくい規制や用語についても一から書かれているので大変読みやすく、外資系金融機関と関わりのある仕事をする人にとっては、これが教科書になると言っても過言じゃない。2020/05/21

leyan34

0
リーマンショック以降の欧米のメジャー銀行の趨勢についてわかりやすくまとめた本。リーマンショック後に焦点を当てながらも、ショック前からの歴史にも触れており、物語として読めることが特徴。JPMやCitiといった米銀には注目が当たるが、BNPパリバやドイツ銀行等、欧州銀行も丁寧に書いてくれたことが嬉しかったです。特にBNPパリバは金融危機後、こういう動きをしていたのかと、非常に学びになりました2020/03/24

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