内容説明
「落ち葉を掃き、こころのちりを除く」「床を磨き、こころの曇りをとる」「ものを片付け、こころの整理整頓をする」―日常の中でできるマインドフルネス。あなたの掃除の時間が変わります。
目次
第1章 なぜ掃除なのか(掃除は修行;掃除はボーダーを超える)
第2章 日日の掃除(ものを減らす;片付ける ほか)
第3章 掃除が教えてくれる人生で大切なこと(ありのままに感じる;自分は人より優れている、を捨てる ほか)
第4章 仏道と掃除道(戒=良き習慣を持つ;「良き習慣づくり」が仏道のスタート ほか)
第5章 掃除はお寺と社会をつなぐ(「私」は関係性の中にある;布施の実践は「恐れ」の掃除 ほか)
著者等紹介
松本紹圭[マツモトショウケイ]
1979年北海道生まれ。東京神谷町・光明寺僧侶。未来の住職塾塾長。世界経済フォーラム(ダボス会議)Young Global Leader。武蔵野大学客員准教授。東京大学文学部哲学科卒。2010年、ロータリー財団国際親善奨学生としてインド商科大学院(ISB)でMBA取得。2012年、住職向けのお寺経営塾「未来の住職塾」を開講し、7年間で600名以上の宗派や地域を超えた若手僧侶の卒業生を輩出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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月華
6
図書館 図書館で見かけて借りてみました。前作が色々な国で翻訳されたそうです。掃除にあたる翻訳語が無いそうで、最近は「soji」であらわしているそうです。モーニングテンプルという朝のお寺掃除の活動の話が載っていましたが、どんな感じなのかなと思いました。2019/07/12
湖桃
4
思っていたのと違う内容でしたが、掃除は、「心を磨く」から「世界を磨く」に繋がっているんだ、と納得する部分もありました。掃除をイヤイヤするのではなく、自分のため、世界のため と思いながら「無」になってしてみようと思いました。「テンプルモーニング」にも参加してみたいです。2021/12/13
はえ太
3
掃除には、"終わり"がない。自分で「今日はここまで」という中道を探す。中道とは、極端な分かりやすい道から身を離して置くこと2023/01/04
あつし
3
マインドフルネスの世界的な拡がりとともに、「so-ji」も広まりつつある。著者がテンプルモーニングという掃除会を通して感じたことを綴っている。ここには、お掃除本にありがちなハウツーはない。「ただ、磨く」「いま、ここを意識」「掃除に終わりはない」など、掃除の根底にあるものを伝えている。掃除を雑務と思わず、心を磨く修行なのだと、意識を変えるだけで、日々の暮らし方が変わりそうである。まずは、朝起きたら身の回りの埃をはらってみてはいかが。2019/08/07
やま
2
仏教は、かつては仏道と言ったということが書いてあり、良いなと思った。掃除をすることのいくつかの場面で、人が体験する事柄に対して、心の整理の仕方を気付かせてもらえる内容である。少し落ち着いて日々を過ごせそうだ。2020/11/16