内容説明
敵をなくす一番の方法は敵を愛することだ。ミリオンセラー『超訳ニーチェの言葉』の白取春彦がイエスの言葉を現代によみがえらせる。
目次
1 心を安らかにする
2 するべきことをする
3 出会う人を大切にする
4 善く生きる
5 愛する
6 世間の価値観を疑う
著者等紹介
白取春彦[シラトリハルヒコ]
青森市生まれ。ベルリン自由大学で哲学・宗教・文学を学ぶ。哲学と宗教に関する解説書の明快さには定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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大先生
11
著者の解釈したイエスの言葉。「愛」が根底にありますが、ある意味、老荘的であり、陽明学的であり、仏教的にも感じられます。「自分を最も生かす一本の道を行け 欲を張ったとしても、きみはそのうちの一つしか実現できない。しかも、自分が精魂こめてたずさわったことのみ実現できる。欲が強すぎるために、このあたりまえのことを知らない人があまりにも多すぎる。 一人で二頭の馬に乗り、二つの弓を引くことができるかい? それと同じことじゃないか。だから、欲を張らず、自分なりの素質と力量を最も生かす一本の道を行きなさい。」2025/02/23
文麿
1
Kindle Unlimited。当たり前のことなのかもしれないけど、いい事が書いてある。ところどころ矛盾点はあるけど、そこはまあ、イエスも神ではないし、弟子たちがのちにまとめた言葉なのだろうから仕方のないことだろう。納得のいかないこともあるが、それは自分へも跳ね返ってくる、と考えてみる。自分が誰かに善行をしたとしても、それを見た者が妬んだり恨んだりする可能性は十分にあるのだから。2025/01/19