最新世界情勢講義50

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最新世界情勢講義50

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784799322659
  • NDC分類 319
  • Cコード C0034

内容説明

ドイツがヨーロッパを支配している?9・11が世界を変えた?国際的な制裁は有効である?地政学の世界的権威が間違った「定説」を覆す!世界の隠された“事実”を明るみに出す、驚きと発見に満ちた地政学最良の入門書。深い見識に裏付けられた明快な解説で、世界の「今」が正しく理解できる!

目次

本に書いてあることが正しいとは限らない
専門家に聞いても国際情勢は理解できない
グローバリゼーション(グローバリゼーションは「抵抗できない力」ではない;国境問題はいまだに存在する ほか)
世界を動かす力(陰謀論よりも各国の影響戦略こそ警戒すべきである;巨大多国籍企業でも公共政策にまでは関与できない ほか)
戦争と紛争(国家の安定にとって「軍事力は不要」とは言い切れない;「ならず者国家」とは「アメリカの外交政策に逆らった国」に過ぎない ほか)
民主主義(民主主義平和論の机上の空論である;民主主義体制を外部から押しつけることはできない ほか)
テロリズム(テロは脅威だが、重大視し過ぎてはいけない;テロ対策のための反民主主義的政策は逆効果になり得る ほか)

著者等紹介

ボニファス,パスカル[ボニファス,パスカル] [Boniface,Pascal]
国際関係戦略研究所所長。1956年2月パリ生まれ。地政学者。1991年、地政学と戦略のシンクタンク国際関係戦略研究所(略称IRIS。Iris‐france.org)を設立。所長。パリ第8大学ヨーロッパ研究所で教鞭をとる。地政学の分野で著名なフランス人スペシャリストの一人であり、フランスのみならず海外メディアでも常に意見を発信している。専門は核兵器、イスラエル・パレスチナ問題、スポーツの地政学(主にサッカー)

佐藤絵里[サトウエリ]
東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒業。英語、フランス語の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポタオ

28
別に読まんでも良かったなぁ。表紙につられて買いましたが、書いてあることも事実か事実じゃないかよくわからんことを筆者の独断的な感じで書かれてて、読んでて、で根拠は?と、問いたくなることが多かったです。2018/11/27

アキ

14
冒頭の「本に書いてあることが正しいとは限らない」に当てはめると、著者パスカル・ボニファスはフランス人で、専門は核兵器、イスラエル・パレスチナ問題、スポーツの地政学と念頭において読むべき。中東の問題は宗教ではなく、領土問題とアメリカとの関係で敵対関係が構築されていること、逆に解決の糸口はない訳ではない。グローバリゼーションの世界でW杯やオリンピックなどのスポーツは国のナショナリズムを鼓舞するツールになっている。トランプはならず者国家を指定したが、「ならず者国家」のリストを作るならアメリカを筆頭に挙げるべき!2018/07/08

はるわか

12
世界の状況は「悪くなる一方」ではない。「西洋」が直面しているのは危機ではなく均衡の回復である。陰謀論より各国の影響戦略こそ警戒すべきである。イスラム圏と西洋は良好な関係で共存しうる。アメリカと中国はライバルであると同時にパートナーである。民主主義平和論は机上の空論である(民主政の国が好戦的な事例多数)。民主主義体制を外部から押しつけることはできない。イスラム圏で民主化が進まない原因は宗教ではなく地政学的・歴史的経緯にある。2019/03/25

しょうた

7
基礎的な世界情勢を学びたい人向けの本。 世界は一極体制にはならないこと。 現在日本や西洋が衰退してきているのではなく、世界が均衡に向かっていること。 民主主義とは外部からの強制ではなく、内部から時を経て形成されるもの。 イスラムとテロリストを同一化するのは間違っていること等、基本的なことが述べられている。 2020/06/28

Minyole

5
人々の思い込みを正すという点で、話題のFACTFULLNESSに近いテイストを感じました。ただし、FACT〜が、膨大なデータと著者の実体験に基づいているのに対し、本書は、論拠をはっきりと示さずに論じられていることが多いのと、それほど意外でない事実というか著者の意見が述べられている点で、重みがだいぶ異なります。仕方ないのでしょうがフランス目線なのも気になります。とはいえ、十分、物事の考え方の参考にはなると思いました。2019/04/14

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