ディスカヴァー携書<br> 悩める日本人―「人生案内」に見る現代社会の姿

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ディスカヴァー携書
悩める日本人―「人生案内」に見る現代社会の姿

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  • サイズ B40判/高さ 18cm
  • 商品コード 9784799321638
  • NDC分類 360
  • Cコード C0236

内容説明

読売新聞の名物連載「人生案内」に寄せられる悩み相談の数々。現代社会を動かす潮流の深層を鋭く分析し、「パラサイト・シングル」「格差社会」「婚活」等の時代を表す概念を生み出してきた社会学者山田昌弘氏の考察によって、現代社会の悩み、そして解決策が見えてくる!

目次

はじめに 社会学者と『人生案内』回答者の間で
1 現代社会×悩み×3つの傾向(相談内容から見えてくる現代社会の姿;現代における「人生相談」の意義と考察の限界;多様な愛や性の形に関する相談;中高年のパラサイト問題について;夢を見ていられない若者たち)
2 現代的悩みの背景にあるもの(大きな転換点にある現代社会)
おわりに 再び、社会学者と『人生案内』回答者の間で

著者等紹介

山田昌弘[ヤマダマサヒロ]
1957年東京生まれ。中央大学文学部教授。1981年東京大学文学部卒。1986年同大学院社会学研究科博士課程退学。専門は家族社会学。親子・夫婦・恋人などの人間関係を社会学的に読み解く試みを行っている。2006年「格差社会」で流行語大賞トップ10受賞。その後、共著の『「婚活」時代』(ディスカヴァー携書)がベストセラーとなり、婚活ブームの火付け役ともなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

26
新聞の人生相談欄から世相を見る。世間体なんてそんなに気になる?好きなことやりゃいーじゃん。2021/10/18

アイスマン

17
欧米のように日本でも価値観が多様化するようになったが、日本が欧米と異なるのは相も変わらず「世間体」を気にする意識が強いという事だ。 ここでいう世間体とは「〇〇をしたら世間から非難される」という恐れで、日本はこの世間体を過剰なまでに気にする社会なのである。 「多様な価値観」を求めながら「世間体」との間に板挟みとなり苦しんでいる人が多い。 欧米ではそれこそ「人は人。自分は自分」で、おばあちゃんがミニスカートを履いてても「いいんじゃない」と受け止める人が多い。2017/12/21

naka

10
読売新聞の人生案内に関する本で、回答者の一人である著者の苦労や悩みについて書かれているとともに、著者の専門の社会学としての考察もされていて面白かったです。仕事や夫婦間の悩みについてその時の常識の変化により質問する世代や性別が時代とともに変わっていくという分析になるほどと思いました。2024/02/19

りょうみや

8
著者の本は多数読んでいて、今回の本は普通の人生相談本という印象で少々がっかりしていたが、巻末は「回りくどい回答をせざるを得ない」など著者の本音や社会学者らしいまとめが書かれていて面白く読めた。2017/11/06

まゆまゆ

8
価値観が多様化して、かつての常識が通用しない現代日本。自分が人生を見通すためのモデルが無くなり、自分で考えて決めないといけなくなった。マイノリティと思われた老人の恋愛や性の問題もいまや普通ということなのかな。2017/10/02

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