内容説明
「何を食べるか」よりも「いつ食べるか」最新の研究成果による時計遺伝子と食事の関係。ダイエット、睡眠、運動、服薬、花粉症…『時間栄養学が明らかにした「食べ方」の法則』携書化。
目次
プロローグ 私たちは体内時計とともに生きている
第1章 体内時計を知りつくそう
第2章 体内時計のしくみを知っておこう
第3章 時間栄養学を時差ボケ、シフトワークに活かす
第4章 いつ、どんな食事を食べたらいい?
第5章 運動、薬の服用、花粉症対策…「いつやるの?」が大事
第6章 「朝食・夜食の摂り方」が人生を変える!
エピローグ 「1週間のリズム」で考えよう
著者等紹介
古谷彰子[フルタニアキコ]
博士(理学)。栄養士。早稲田大学持続型食・農・バイオ研究所重点領域研究機構招聘研究員、愛国学園短期大学非常勤講師、(医)應誠会あさま研究所主席研究員兼あさま耳鼻咽喉科医院栄養指導士、(株)アスリートフードマイスター認定講師として勤務
柴田重信[シバタシゲノブ]
早稲田大学理工学術院先進理工学部電気・情報生命工学科薬理学研究室教授。薬学博士。九州大学薬学部助手、助教授、早稲田大学人間科学部助教授、教授を経て、2003年より現職。東京農工大学客員教授、東京女子医科大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
27
絶食時間の確保っていうのは、食べることばかりを考えていて完全に盲点だったので、みぞおちに入った。魚油の効果に期待して、朝食にツナサンドかサバ缶を導入しよう。2017/08/01
チャー
9
食習慣が健康に及ぼす影響を時間栄養学の観点から説いた本。何を食べるかということやどれだけの量食べるのかといったことも大切であるが、本書はいつ食べるのかと言った点に焦点を当てている。体内時計を毎日規則正しく整えることが重要であり、その機能に関わる時計遺伝子についての考察は興味深い。日中の時計遺伝子の働き方には一定の周期があり、これを食習慣や光の量で整えることが大切。周期を整えるには朝食が一つの有効な手法。朝食抜きは体内時計が狂ってしまうという主張は最近食べなくなった自身にとってインパクトが強い。2020/09/22
__k
3
(P)メラトニン(睡眠作用に加え発がん抑制や老化防止効果、記憶力低下を抑える効果まで)を増やすには①昼間は太陽を浴びる②夜は明るい照明を避け早く寝る/脂肪肝のマウスに低糖質ダイエットをさせるとある程度体重減少するものの脂肪肝はまったく改善していない→低糖質は健康的でない(脂肪肝、という観点からかしら?)/食事をしてから運動をすることで呼吸商が低くなり脂肪燃焼に基づくエネルギー代謝が著しく増加→食後の運動がダイエットに良い/病気の"発症時刻"を押さえ、適切なタイミングで服用を(食事も同じ!)2021/09/19
乱読家 護る会支持!
3
体内時計を形作る時計遺伝子。 脳にあるメイン時計は1日24.5時間。主に内臓にあるサブ時計。 朝の光が脳のメイン時計をリセットし、全身の細胞に時間リセットを指示する。身体の細胞は、朝食によりリセットされる。 よって、朝食を抜くと体内時計が狂い、肥満になり、病院になりやすくなる。。。 たしかに、僕の経験上も、毎朝同じ時間に起きて、朝食をしっかり取るようにすると太らないです。 鬱の人が、なかなか社会復帰でしないのも、これが原因かも。2018/09/11
ポチポチ
2
人の体内時計って24.5時間だったんだ。これが昼夜逆転の原因にもなるのね。学生のとき夏休みは昼夜逆転していたなぁ このちょっぴりずれた感覚を調整するのが、お腹への刺激(腹時計・朝食)と目へ刺激(光時計?日を浴びる) 目への刺激でキーワードになるのはメラトニン。メラトニンの生成を阻害するのがスマホのブルーライトなどだ。それにしてもなぜ体内時計を24.5時間にしたのか謎だなぁ2024/06/20