Beyond Human 超人類の時代へ―今、医療テクノロジーの最先端で

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Beyond Human 超人類の時代へ―今、医療テクノロジーの最先端で

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  • サイズ 46判/高さ 19cm
  • 商品コード 9784799321164
  • NDC分類 491.3
  • Cコード C0040

内容説明

250歳になっても、若々しい肉体。止まることのない人工心臓。細胞の損傷を直ちに修復するナノボット。AIと直接結びついた脳。最先端医療により不老不死が、現実となる!?そのとき、私たち人類に何が起こるのか。

目次

第1章 人とテクノロジーが融合するとき
第2章 「生まれたときからの心臓より調子いい」
第3章 腎臓、肺、肝臓の疾病の克服を目指して
第4章 糖尿病?それならアプリをどうぞ
第5章 治療と能力増強の境界線
第6章 よりよい脳を構築する
第7章 エイジレス社会
第8章 ソーシャルロボットの時代
第9章 超人類の時代へ

著者等紹介

ヘロルド,イブ[ヘロルド,イブ] [Herold,Eve]
サイエンスライター。アメリカ精神医学会の広報部門のディレクター、遺伝学政策研究所の公共政策研究および教育部門のディレクターの経歴がある。幹細胞研究と再生医療、および先端医療の社会的、生命倫理的側面について幅広く執筆と講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hannahhannah

14
ハイテクノロジーで人類は超人にもなり得る。ワイヤレス・コンピューティング、マイクロエレクトロニクス、医薬品、細胞療法と遺伝子治療、ナノテクノロジー、ロボット工学。いや~素晴らしい!読んでてワクワクしっ放しだった!より強く、より健康になるなんて最高だな!エキサイティング過ぎるわ!2018/04/19

GASHOW

11
米ではトランスヒューマニズム党があるという。テクノロジーを利用して人類を進化させる政治家がいるのはおどろきだ。そのことは載っていないが、強靭にするエンハンストと医療機器の問題についてとりあげている。250歳まで生きるという研究レポートが一部とりあげられているだけで、全てがその論調ではない。自己再生のナノはいけないというべとべと問題の指摘もしている。テクノロジーの倫理を話し合う場が一部の専門家だけで一般人がそのことに気づいていないことがあぶなそうだ。優れた科学番組のようなクオリティだった。2017/10/06

izw

11
最新の医療テクノロジーを紹介しつつ、人工臓器は人間の一部か、人間の機能のエンハンスはどこまで許してよいのかを考察している。生きるために装備された人工心臓、人工腎臓などを止めることは殺人にあたるとすると、それを自分や家族が止める権利はないのか。マインドアップローディングが実現できたとして、それは許されるか。人間の寿命が100年、200年となったら社会はどう変わるか。ロボットに人格が認められるか、など、興味深く、かつ真剣に考えるべき問題が、次から次への提示される。2017/08/30

ykshzk(虎猫図案房)

10
冒頭の250歳のピーターの話を私は全然良いと思わなかった。日頃街で見る、列に割り込む老人達やすぐ受付に文句を言う老人達が、先端技術で身体の不調を乗り越え更に100年生きるとしたら?悪夢。身体と認知の機能をバランスよく増強するのは至難の技だ。重病に苦しむ人の臓器エンハンスメントと、一般的な人のそれとの線引きも難しい。著者の言うように、新しい技術の幾つかは時間の経過で「標準」になる。自分が生きている間に果たしてどれだけの新標準が出来るだろう。しかしアメリカ人が脳機能のために年間23億ドル以上費やしているとは。2017/09/17

roughfractus02

5
このSF的表題は、現に医療技術の開発に起っている具体的な諸事例の少し先を予測することで命名された。ITとBT(バイオテクノロジー)で共同開発されるコンバージングテクノロジーは、例えば視力の回復をさらに強化(エンハンスメント)へ導く可能性をもつ。不死なる目標を潜在させる技術開発の先には、ナノマシンを体内に走らせ、埋め込んだ人工臓器の操作を外部デバイスと連携させるマンマシン・システムの一部としてのヒト、という未来が見える。ここから著者はこの先に起こりうる階級社会、生命倫理、人間概念の変更という問題を提示する。2019/11/06

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