内容説明
冷戦前夜から雪どけ、新冷戦を経て現在までの国際関係史と、アメリカ、西ヨーロッパ、ソ連・東欧諸国の各国史の大事なところだけ一気読み!戦後史の「構造」が分かれば、今後の世界情勢が見えてくる。
目次
1部 国際関係史(冷戦前夜;高まる緊張;歩み寄る東西陣営 ほか)
2部 戦後アメリカ史(戦後アメリカ概論;トルーマン―好戦的な高卒大統領;アイゼンハウアー―戦嫌いの司令官 ほか)
3部 戦後西ヨーロッパ史(戦後イギリス史;戦後フランス史;戦後イタリア史 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NICKNAME
25
色々なトピックをそれぞれ簡潔に分かり易く説明してくれてとても良い本である。この著者の本は以前にも読んだが、単に歴史的ファクトを説明する退屈なモノとは違って、取り扱う事柄や観点がとてもユニークで著者の個性が出ているのだと思う。この人の本は他にも読み続けたい。2019/05/12
しゅわっち
14
ためになった。 著者は、難しい内容を簡単な言葉で要約し、納得させてくれる。第二次世界大戦は、経済戦争であり、経済運営の方法で争い、封建制地主を残した経済運営体制が負けたという認識ができた。現在も自国通貨安を各国が行い、戦争に近づいている可能性を感じた。イタリアに高級ブランドが多いのは、封建制地主がまだ残り、買う能力があると理解できた。文化は、資本経済では仕事に専念しないといけないので、育たない。働かなくても金の入る人が、文化を創ると思った。平等と経済と文化は3つを同時に成り立たせるのは、できないと思った。2019/08/24
ペペ
7
一つの出来事をそれぞれの国の視点で説明しているので、より深い知識を得ることが出来た。下巻もあるみたいなので読もうと思う。2018/03/24
Haruka Fukuhara
7
いい本だと思います。わかりやすい!2017/07/25
ちから
5
わかりやすく、面白い。 前書きの「『殺す、殺される』の緊張感がわからなければこの段階の歴史はわからない」はその通りだと思った。やらなきゃやられる。2021/08/13