内容説明
アンジェリーナ・ジョリーと比べない。「そんなことは知らん」と唱える。自分の取り扱い方法を周囲に伝える。「いいこと日記」をつける。小説の主人公になりきる…etc.人気のライター、初の書き下ろしエッセイ。
目次
1 どうにもダメな日は、だれにだってやってくる(とてつもなく低い目標を立てる;「そんなことは知らん」と唱える ほか)
2 自分をゆるめる思い込みからときはなつ(時間はまるで飴細工;居心地のいい状態が「自分らしい」 ほか)
3 たのしいことからはじめていいんだほがらかに生きていいんだ(悩むときはやらなくていい;やりたいことは小さくかなえていく ほか)
4 自分にやさしく人にやさしく(自分がしあわせなら大事な人もしあわせ;自分にもっと時間をかける ほか)
5 愛すべき日常における小さなしあわせの見つけ方(無駄なものごとは心によい;手紙を書く ほか)
著者等紹介
夏生さえり[ナツオサエリ]
山口県生まれ。フリーライター。大学卒業後、出版社に入社。その後はWeb編集者として勤務し、2016年4月に独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蒼雨
30
頑張ることよりも頑張らないことの方が難しいってすごく共感してました。ちょっとした隙間を見つけるとか、些細な小さなことでもいいから良かったことを見つけて日記にするとか。わたしもやってたんですけど……2週間くらい前からうまくそれもできなくなって。 この本、いっぱいいっぱい直前の人が読んでも「できないな」って思っちゃうかもしれないなと思いながら読んでおりました。 エピローグで涙が出ました。自分の中で糸ががプツリと切れる前に何かしなきゃ……2017/04/24
BAR PLAYLIFE
21
ホントに素敵な本に出会った。自分の心の警告を無視してはいけない。エピローグ読みながら泣きそうになった。また読みたい!2018/02/17
アコ
16
Kindle Unlimited:ゆるく楽しく朗らかに新しい発見を楽しみながら暮らすのもいいよ、自分を信じて愛することって大事だよ、を優しく伝えてくれる。リズムがよく読みやすい文章で疲れているときでもスーッと入ってくる。Twitteでお見かけしてたけど、改めて物腰の柔らかさ、何気ない日常からポジティブな側面を見つけるのが上手いかたなんだなと感じた。★「なんだか心地いいな」が「自分らしさ」★つまらない生活をしているのは自分の選択と考え方のせい ★自分の才能は他人が見つけるもの2020/10/30
はちこ
12
何か考え方をやわらかく朗らかにしたくて、書店で見かけた時に手に取り少しずつ少しずつ読みました。半分くらいは心にすとんと落ちてぜひとも取り入れたいと思ったし、もう半分もしっくり来なかったけどもやもやとかではなく。読んだ時なるほど、やってみよう!と思っても人の性格は一朝一夕では直らない。全部の答えは到底一冊の本で得られるはずもないけど、苦しい時寂しい時に心の薬になってくれる本のひとつだと感じました。デザインもシンプル可愛くて落ち着くし、間にちょこちょこ優しい写真が入っているのもとても良かった。2019/03/11
のり
11
疲れた日は心がやりたいように過ごしてみる。情報を遮断、想像を巡らせるのをやめる。焦っているときは思考が慌ただしくなる。すべての動作で「ゆっくり」を意識する。焦ってもよいことはない。ゆっくりと慎重になって悪いこともひとつもない。結果は決まっているから「なるようになる」と思い、楽しむ。気持ちを紙に書き出し心を整理。評価の軸は自分の中に持つ。目指すべきなのは昨日よりもいい自分。言葉は自分にはね返る。あるものの数を数える。なんにもなかった日だからこそいいことを見出だす癖をつける。2017/06/13