内容説明
現代を豊かに生きる智慧は、かつての日本にこそ眠っている。近代化の洗礼を経てもなお、日本人が失ってはならないものとは―。シーボルト、イザベラ・バード、アインシュタイン…16世紀以降に日本を訪れた外国人たちの記録から、現代にも通用する「生き方のヒント」が見えてくる。
目次
第1章 シンプルさのなかに豊かさを見いだす
第2章 どんな相手も尊重する
第3章 いつも陽気である
第4章 教養を身につける
第5章 自然とともに生きる
第6章 必要な道徳心を備える
第7章 進んで相手をもてなす
第8章 共存共栄に生きる
最終章 現代に生き続ける日本の美徳
著者等紹介
天野瀬捺[アマノセナ]
千葉県生まれ。トロント、セネカカレッジ卒。オーストラリア、スイス、カナダでの在住経験がある。元ユナイテッド航空フライトアテンダント。2006年、自身の経験をもとに書き上げた「フライトアテンダント物語―小夜子のスッチー見聞録」が日加タイムス文学賞に入選。同年5月から5ヶ月間、日加タイムス紙上で連載される(2013年に電子書籍化)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zoe
11
映画で旬の「沈黙」では、日本を訪れた修道士や司祭が主人公ですが、読了後の爽快感は無し。日本のことを良く思ってくださっている海外の方々はどの様に思っている(いた)のかなと。暗いイメージが払拭。月曜日へマイナスを引きずらないで行けます。2017/02/26
Kaz
5
この本を読む限り、日本人の幸せだった時代は明治、大正まで。ただ、今更後戻りをするのは不可能。日本人の良さを、将来に生かしていけるようにしたいものだ。2018/12/09
かねかね
3
亡くしかけているものもあるなと感じました。世界の中で、当時も現在も、日本はやや浮いているのかな。よい意味でも、悪い意味でも。2017/03/18
puapua
2
読んでいる途中では、なにせ36人の言葉が連なっているだけに、一人一人のエピソードは短く、もっと知りたかったのに・・・という物足りなさを感じつつ読み進めていった。しかしこの印象は読了後に大きく変わっていった。一人一人のエピソードに入り込みすぎないため、かえって「当時の日本」がはっきりと見えてきた気がする。昨今叫ばれている働き方改革などは、当時の日本のよさを取り戻すという動きの一つのようにも思えてくる。2017/03/16
入江・ろばーと
1
日本人としてあるべき姿はどのようなものなのか、考えさせられる。2017/01/17
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