内容説明
「食糧危機」「異星人襲来」「疫病」「サイバー戦争」「地球凍結」「人口知能の暴走」などなど―。科学的な目で見れば、世界の終わりは神話よりもはるかにミステリアスでスリリングなものになる!世界には、いったい何通りの「滅び方」があるのだろうか?50パターンを紹介!
目次
大絶滅
核兵器攻撃システム
パンデミック
相互確証破壊
テロリズム
薬物による幸福
人口爆発
人口減のデス・スパイラル
サイバー戦争
バイオテクノロジーの暴走〔ほか〕
著者等紹介
ジャー,アローク[ジャー,アローク] [Jha,Alok]
ジャーナリスト、作家、テレビニュースの科学特派記者。「ガーディアン」に勤務した後、科学についての物語に焦点を当て、とくに、英国BBCのためのプログラムを制作している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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テツ
23
人類が滅びるに至るプロセスを一つ一つ解説。ホモサピエンス全体の繁栄やら絶滅やらにはとんと興味がないけれど、ここにいる僕(君も)はいつだって死に直面している存在なのに、日常的にはそんなことを全く意識せず永遠に今日と同じような日々がやってくると錯覚しているという事実に改めて気づく。本書の中身はたくさんの人類の滅びの理由が並び立てられているだけの物だけれど、そうした事柄からやがて必ず訪れる自分という在り方の終わりについて思考するのも良いかもしれない。僕も君もホモサピエンスという種族もいつか滅び消え去る。2018/01/23
RE:PIRO
6
その昔結構売れた、いろんな自殺のしかたをこれでもかと纏めた「完全自殺マニュアル」を人類の滅亡クラスに拡大したような本というかデータベース。 よくもまあ、これだけの数の滅亡の可能性を発見したもんだと読みながら感心する。全てにおいてゼロではないものの、こんな本が堂々と世に出て翻訳され世界で発売されてるとこみると社会はまだまだ平和なんだなーと思わざる得ない。暇つぶしにちょうどいいような雑学的本。2015/02/13
霜月ざら
5
人類が滅亡する50のシナリオが紹介されている興味深い本。とはいうものの、それじゃあ人類滅亡しないだろうというものや身近に感じられないシナリオもあった。「核兵器攻撃システム」あたりはかなり怖い。核兵器を持つ国が増えている現実を考えれば、いつ何が起こってもおかしくないのかも。「すべては夢のなか」という考え方は哲学的で面白い。そして「未知の未知」。結局人類滅亡なんて予期しない形でやってくるのかもしれない。2015/03/31
ykoro
4
予想より中身が薄い書籍だ。テーマは、それなりに広いが、どこかつまみ食いで、分析・考察が極めて少なく、浅い。米国アマゾンの評価を見ても、驚くべきことに、単行本は2年間に発売されているが、今は、Kindle版だけで、書評も一人だけで、おそらく、通常の販売ルートでは、扱われていない、きわめてマイナーな書籍。著書の略歴も具体的でなく、どこか、??といった感じ。2015/03/08
渡邊利道
1
まあまあ面白かった。人類滅亡の46のトピックを4Pくらいでさっさとコラム風に説明していくタイトル通りの軽い本。ありがちなネタの宝庫で、いろいろざっと見るにはちょうどいいかも。2017/10/16