内容説明
英雄、文豪たちが綴った26通のラブレター。大切な人に。自分に。そっと贈りたい珠玉の一冊。
目次
有島武郎から波多野秋子への手紙
芥川龍之介から塚本文への手紙
ネルソン卿からエマ・ハミルトンへの手紙
山本五十六から河合千代子への手紙
島村抱月から松井須磨子への手紙
アルフレッド・ド・ミュッセからジョルジュ・サンドへの手紙
伊藤野枝から大杉栄への手紙
大杉栄から伊藤野枝への手紙
ギュスターヴ・フローベールからルイーズ・コレへの手紙
ロラン夫人からフランソワ・ニコラス・レオナルド・ビュゾーへの手紙〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
95
薄い本だが、味わい深い。歴史に名を残した人たちのラブレターに、きれいなモノクロの写真が添えられている。写真は恋愛に関係するものばかりではなく、街角の情景を切り取ったものもある。どの写真もずっと眺めていたくなるものばかりだった。ラブレターは読んでいると気恥ずかしくなるものも多かった。夏目漱石と妻鏡子のラブレターが一番のお気に入り。漱石の言葉はぶっきらぼうで愛想がない。それでも万感の思いが込められている。それに応える鏡子の言葉は泣かせる内容だった。2018/04/13
こまり
1
ストレートな愛の言葉、読んだだけで恋をしているんだ、とわかる文面、また他人の恋路を覗き見しているという悪いことなんじゃないかという色々などきどき……。全体的に男性から女性へのラブレターが多めで、女性からの手紙は残さないようにしてたのかな?何て思ったりしました。愛人、恋仲、夫婦…様々な形間でのやり取りの中で、夏目夫妻の手紙がとても、とても…!素敵でした!!奥さんの返事がまたなんとも……素敵です。2015/02/27
-
- 和書
- 日本語になった外国語辞典