内容説明
情報収集は「課題」からはじめよ!最短で本質にたどりつき結果を出す、プロの情報収集術。
目次
1時間目 「課題解決のための」情報収集とは(情報リテラシーが問われる時代;課題に応える情報収集とは何か;情報収集の3つのステップ)
2時間目 課題を認識し、情報収集の戦略を立てる(あなたが答えるべき問いは何?;自分の立ち位置の把握;情報収集戦略)
3時間目 情報を獲得し、取捨選択する(文献情報の当たり方;見聞情報の当たり方;取捨選択と情報の組み立て)
4時間目 情報を伝わりやすい形に加工する(よい報告書とは)
著者等紹介
河村有希絵[カワムラユキエ]
1997年東京大学法学部卒、ボストンコンサルティンググループに入社。ノースウェスタン大学ケロッグスクールオブマネジメントにてMBA取得。長期に渡り、様々な企業のコンサルティングに携わる。また、ボストンコンサルティンググループ在職中、内閣総理大臣官邸国際広報室に出向、国際広報戦略アドバイザーとして東日本大震災後の風評被害対策などを担当。2014年10月よりCange WAVE(株式会社チェンジウェーブ)に共同代表として参画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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なつ
16
まさに課題解決のための情報収集術!タイトルど真ん中の内容って意外と珍しい笑リサーチアソシエイトの著者らしく、非常に理解しやすいです。分かりやすくて最早感動しました。情報リテラシーが「IT情報」に矮小化される昨今だからこそ、本当に必要なのは情報の選択。調査の依頼者から徹底的にヒアリングする事が大切だとは気付いていませんでした。調査すべき課題=依頼者の知りたい内容だし、依頼者と課題との距離感が分からなければ伝わる報告書は作れません。言われてみれば当然です。この本に出会えたお陰で情報の質を格段に上げられそう!2019/07/31
壱萬参仟縁
15
この青紫色は目に優しい印字で助かる。よい報告書とは、自身が学んだことでなく、相手が知りたかったことが簡潔に書かれているもの(47頁)。ななめ読みか、精読か、は、キーワードを読む。私は単に重要な所さえあれば記録するのみ。2015/02/20
cafework
3
情報収集という珍しいテーマのビジネス書。課題を明確にして、それに併せた情報をどのように集めるかを考える。情報が溢れている現在だからこそ、効率よく情報を整理する力が必要。2017/08/20
つなで
2
情報収集の「課題」を明確にする。「課題」の核心に対する自分の立ち位置を明らかにし、相手の期待値も把握。その距離を埋めていく戦略を立てる。2020/08/12
madridkin
2
情報収集に関する方法論について詳述されていて良い。情報収集の「目的」を決め(目的は問題の持ち主によって異なる)、「課題」(=論点+サブ論点)を設定し、その課題に対する答えを探し出し、報告の形にする、というスタイルは、情報収集だけでなく、問題解決全般に重要なスキル。その中でもやはり一番重要なのが、課題(問題、論点、イシュー、すなわち答えなくてはならない問い)の設定ということが再認識できた。2018/06/06