内容説明
原発行政をはじめ、年金や教育、生活保護、公共投資、治安、成長戦略等々、あらゆる場面で少数の利権集団が官僚や政治家をうまく使いこなして政治を動かしている。また、日本の多数派は「もの言わぬ多数派」であり、少数派が流す誤った情報に左右され、彼らの意見に消極的に賛成する存在になってしまっているという問題もある。少数派は富を集中させるため、非効率な社会をそのままにしておきたいのだ。多数派よ、目覚めよ!そうすれば事態はすぐにも変わる。この国で何が起こっているのか、それを止めるにはどうすればいいかを国会議員を務めた理系ビジネスマンが論じる。
目次
第1章 多数派の声「原発ゼロ」が実現しない理由(たった0.6%の少数派が国を動かすシステムとは;一握りの人間が、大多数の国民を翻弄している ほか)
第2章 経済弱者の声が政治に届かない(政治家には事務局の声しか届かない現実がある;誰もが破綻していると知っている年金制度 ほか)
第3章 増税は大きな間違いだと気づくべき(金持ちから税金を絞っても、富の再分配は起こらない;減税政策の意味を国会議員でさえほとんど知らない ほか)
第4章 日本の成長戦略に必要なグランドデザインを考える(大学受験はなぜ年1回しかできないのか?;徒弟制度を前提とした人材の流動化という対策 ほか)
第5章 政治家の通信簿はどうつけるべきか(議員立法のマジックに踊らされてはいけない;議員の立場、議員の本懐、政治家の汗のかき方 ほか)
著者等紹介
平智之[タイラトモユキ]
1959年京都市生まれ。京大工学部物理工学科卒業。米国UCLA大学院修了。帰国後は、喫茶店のマスター、ラジオDJ、コメディアン、大学講師、政策シンクタンクなど幅広い職業を経験。2009年から衆議院議員を1期務め、速やかな原発ゼロこそが成長戦略だとする「禁原発」政策を主張。同志社大学嘱託講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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