内容説明
政府の無策ぶりを国会で糾弾した内部被曝研究の第一人者と「失われた20年」を厳しく批判し続けてきた経済学者の魂の対談。
目次
第1章 メルトダウン なぜ、「ずっと嘘ばかりだった」のか
第2章 安全の基準はどこに?マスコミも学者も信じられない
第3章 浜岡原発の停止と再生可能エネルギー
第4章 セシウム牛はどうして出てきたのか
第5章 子どもたちの未来を守るお母さんたち
補足 コレステロールと放射能についての専門的な話
著者等紹介
児玉龍彦[コダマタツヒコ]
1953年東京都出身。1977年東京大学医学部卒業。東京大学医学部助手、マサチューセッツ工科大学研究員などを経て、東京大学先端科学技術研究センター教授(システム生物学)、東京大学アイソトープ総合センター長
金子勝[カネコマサル]
1952年東京都出身。1980年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。東京大学社会科学研究所助手、法政大学経済学部教授などを経て、慶應義塾大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たかはし
1
全国のお母さんたちが政府や学者の言うことを鵜呑みにせず、自発的に調べ、行動したのは、他人事でなかったから。これからは外部被曝より食品を経由した内部被曝の問題がついて回ると思う。ずっと。不謹慎だけど時限装置つきのびっくり箱みたい。どんな結果が出るかはその日までわからない。市場に流通する食品は(何らかの)基準値より下のものなのだとする。でもそれを大量に摂取したら?それが体外に排出されるまでに時間がかかるとしたら?自分の体内には今どれくらい放射性物質が溜まっているのだろう。自分がもし母になる日がきたら、怖い。2012/09/02
100分
0
母は強し、原発や放射能のことを母親はこんなにも勉強しているとは驚きでした2012/03/31
あき
0
児玉先生はわかりやすく説明してくれるのでお勧め。2012/02/08