内容説明
『「婚活」時代』で一大ブームを巻き起こしたジャーナリスト白河桃子による第二弾。2011年3月11日。東日本大震災は、被災地だけでなく、多くの日本人の心を揺さぶった。特に女性たちの心を。震災後、女性たちに変化が起きている。震災婚、震災離婚、震災恋愛、震災ベビーラッシュ…。ライフスタイルの変化まで。本書は圧倒的な質量の取材とデータを元に、女性たちの変化をルポで追いかけながら、震災が日本人の心に与えた影響を考える。
目次
第1部 震災で変わった女性たちの結婚・恋愛(震災婚をした女性たち;シングル女性たちの3・11;婚活戦線、異状あり!;震災ベビーラッシュ)
対談 白河桃子×山田昌弘「震災は女性の結婚・幸福感をどう変えたか?」
第2部 震災で変わったライフスタイル・仕事・消費(なぜ女性たちは変化したのか?;震災で変わる絆の形;震災で利他遺伝子は目覚めたか?;ポスト3・11の消費、ライフスタイル…日本人は変わるのか?)
対談 白河桃子×大屋洋子「震災後、日本人の消費と意識は変わったか?」
著者等紹介
白河桃子[シラカワトウコ]
東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。少子化ジャーナリスト&ライター。『AERA』『日経ビジネスアソシエ』『プレジデント』、ほか女性誌に未婚、晩婚、少子化や恋愛、女性インタビュー等の記事を執筆。「丸の内OLのための少子化講座」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みゃーこ
64
日本人を変えるのは外圧。追い付かないのは人の意識とシステム。産む性である女性たちの中であの日以来起こってい価値観の変化にシステムが追い付けるのだろうか。2014/04/07
おらひらお
5
2011年初版。震災を契機とした結婚や家族観の変化を紹介した本です。震災を契機に離婚した人もいることは驚きでした。あと消費スタイルや働き方も大きく変化したそうです。2013/10/31
壱萬参仟縁
1
重要箇所はゴシック体太字なので斜め読みの評者はかなり好感を持った。全体的に、女性の方が3.11ではストレスを受けたようで、男性は、「子どもをおぶって何キロも歩けて、みんなが落ち込んでいるときに、火を焚いて笑わせてくれるような人」が求められるようだ(44ページ)。昨夜はTBS系金スマにて、いじめ問題をやっていたが、追い詰められたら人間の本心、本質が顔をもたげる。震災で判断した人も多くなったが、別の山田昌弘先生の本では、なかなか大変な格差社会の現状も引き摺る深刻な日本社会には相違なかろう。2012/09/01
さとも
1
最近、結婚に興味があり読んでみたかった本です。有事のときに守ってくれる男性に惹かれる女性の心理に納得しました。私もあの震災で価値観が少し変わったので、色んな人の事例が興味深かったです。2012/02/20
しゅんぺい(笑)
1
東日本大震災の後、恋愛やライフスタイルの姿勢の変化を取り上げた本。 意外と、アンケートをいっぱい取っていて、データは豊富。 震災によって、男女の価値観の違いがあらわになって、それがいろんな変化を巻き起こしたんだなあと、そんな印象を受けました。2012/01/24
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