内容説明
進学塾は成績を下げるってホント!?京都で二十年弱にわたり学習指導に携わってきた著者が今明らかにする、進学塾の“負の真実”。
目次
第1章 進学塾は学力を低下させる(進学塾によって潰される優等生たち;進学塾のまやかしとカラクリ;進学塾は子どもの学力を低下させる)
第2章 進学塾は子どもの精神を蝕む(中学受験勉強のなかで、壊れていく子どもたち;「アノミー」すがるべき権威を失った子どもたち;「アルファシンドローム」を引き起こす親、公教育、進学塾;子どもをアノミー、アルファシンドロームに陥らせないために)
第3章 中学受験は自宅でできる(ゆとり教育と詰め込み教育、双方の弊害;必ず身につけさせておくべき学習内容;子どもを伸ばす学習法;子どもを伸ばすために、家庭でできること・するべきこと)
付録・推薦図書 知っておきたい詩歌 知っておきたい唱歌
著者等紹介
水島醉[ミズシマヨウ]
数年間、民間企業に勤務の後、平成2年よりエム・アクセスの講師となり、以来17年間、学習指導にあたる。多くの進学塾の「問題を解かせる→解説をする」という授業は国語力の向上にはつながらないと考え、小学生には「読書と考えること」を中心とした国語指導を展開。また大学受験の小論文指導は「書かせない小論文指導」で知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ラスコリ
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進学塾へ通う弊害として、現在のレベルに合わないからというものがあった。あまりにも難しい問題で、授業も速いペースで進み、宿題もどっさりでるのは大変だと思った。これが進学専門の塾の恐いところだな。2016/07/21
Kei
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なかなかタイムリーな感じ読めました。教育の孕む問題点をあらためてて突きつけられる一冊かなあ。2011/11/13
TOMTOM
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進学塾に行くことで子どもが壊れる、それを目の当たりにしてきた著者。塾は営利企業であって教育産業ではない、子どもの発達に合わせない学習や授業のあり方など、時には極論と思える内容もありますが、なかなか成るほどと思わざる得ない内容が多岐にわたってあります。 ま、うちは中学受験なんてしないけど、基礎学力をつけておくことの大切さだけはこの間の色々な本から感じるところです。2011/06/08
入江・ろばーと
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読んでいるうちに浮かんだ違和感は消えないままだった……2018/07/31