内容説明
ソクラテスはアテネの町を歩きまわり、行く先々で出会う人に呼びかけます。「自分自身を知れ!富を気にかけるのをやめ、真実を求め、知を愛する者であれ!」でも、アテネ市民はそういうソクラテスを快く思いませんでした。とうとう、裁判で、毒ニンジンの汁を飲んで死ぬという刑を宣告されてしまいます。さて、ソクラテスはどうするのでしょう?逃げ出すのでしょうか?哲学者でも死を恐れるのでしょうか?―。知恵とは、自分が知らないことを、知っていることだ。人生について。幸福について。絵で読む哲学者の教え。
著者等紹介
ル=ブラ,ヤン[ルブラ,ヤン][Le Bras,Yann]
自分のアトリエで子どもたちのための絵を描くかたわら、ストラスブールのトミ・ウンゲラー博物館―国際イラストレーション・センターで働いている
及川美枝[オイカワミエ]
フランス語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童!
13
では、なぜ生まれるのでしょう。2016/10/24
Kimitaka Imaizumi
1
大切なのはただ生きることではなく、善く生きることだ。2017/09/27
(*・ч・*)ガオー
0
絵が思ったよりもわかりにくい。無知の知や善く生きることについて説いていたが、そもそも自分を死刑に追い込んだ法律が正義なんだろうか?ここは少し気になるところ。神からの宣託で最も賢いものとされたのだから、その賢いものを死刑にかけるのは??ソクラテスが、弟子やクリトンに求められて最後に言った台詞「いつも言っているとおり、知恵を求めることだ。肉体の快楽や身につけるもののことを心配せずに」というのは、いかに知恵をつけて生きるのが大切かをよく物語っている。2017/10/17
伊崎武正
0
わかりやすく、楽しい。2014/05/31
tomoe
0
ソクラテス、実在の人物だったというのが信じられないくらい崇高な人ですね。それにしても賢者に自分より優れているか試して行ったというのは…うーん、すごい。こういうふうに読むと難しい話でもずっと頭に入りますね。次はカントかな(^ ^)2014/03/24