出版社内容情報
オックスフォード大学出版“Very Short Introductions”シリーズは1995年に刊行が始まり、現在も続々と新たなトピックを世に送り出している知的教養シリーズ。そのなかでも近年とくに注目されているホットイシューや近現代史のトピックを取り上げます。①「レイシズム」 ②「優生学」 ③「貧困」 ④「アメリカの奴隷制度」 ⑤「セクシュアリティ」 ⑥「ナチ・ドイツ」 ⑦「暴力」につづく第8弾。本書の、同シリーズ既刊とはちがう大きな特徴は、個別具体的な事例をとりあげるコラムが豊富に(計40本)本文に差し挟まれていることで、原著者の意気込みが感じられる二訂版を底本にしています。
日本語版の発行によせて (角茂樹=すみ しげき 〔元ウクライナ大使/元国連大使〕)/はじめに/謝辞
第1章 権利に注目する (コラム①人権と英国の反動/人間の権利と飽くなき欲求/コラム③マルクス 「ユダヤ人問題によせて」、ほか)
第2章 歴史の流れと現代の関心 (コラム⑦ILO:「利潤と貧困」/国際犯罪の訴追/世界人権宣言/普遍性、ほか)
第3章 人権外交と国連の役割 (外交政策と不干渉の問題/コラム⑰アムネスティ・インターナショナル「武器貿易条約ガイド」/人権と国連の現在、ほか)
第4章 拷問 (「テロとの戦い」における拷問/拷問から得た情報/コラム?『悪い拷問、良い拷問?』、ほか)
第5章 生命と自由の剥奪 (生命に対する権利/身柄の拘束/コラム? 欧州人権裁判所、エル・マスリ対旧ユーゴ・マケドニア共和国裁判、ほか)
第6章 権利のバランス――言論の自由とプライバシー (コラム?「ヘイトスピーチは犯罪であるべきか?」/プライバシーと、人権保護から私的領域を守ろうとする試み、ほか)
第7章 食料、教育、健康、住居、仕事 (コラム?ベイツ『人権の考え方』/コラム?ギアティ「司法的執行に抗して」、ほか)
第8章 差別と平等 (合理的区別と年齢の問題/同性間関係と宗教/外国人/女性に対する暴力/障害のある人、ほか)
第9章 死刑 (コラム?アムネスティ・インターナショナル「世界における死刑執行件数が二〇一五年以来の最高水準に達する」(二〇二五年四月八日)、ほか)
おわりに (コラム?ラトナ・カプール 『エロティックな正義: 法と脱植民地主義の新しい政治』)
著者と訳者による解説 (二〇一五年以降の世界と人権/日本と人権/新たな課題: 人工知能(AI)と人権/すべての人の人権が保障される世界をめざして)
付録「世界人権宣言」(Universal Declaration of Human Rights: 人権の普遍的宣言)/参考文献/さらに読みたい読者に/索引
【目次】



