出版社内容情報
【累計16万部突破『ストロベリームーン』の待望の続編】
幼なじみの高遠麗と佐藤日向。麗は幼い頃から日向に恋心を抱いていたが、ずっとその想いを伝えることができずにいた。そんな中、高校1年生の入学式、佐藤日向は学校一の美少女・桜井萌と初日につき合うことに。麗の10年以上の片想いの行方はいかに…。『ストロベリームーン』を読んだ方はもちろん、読んでいない方も胸がキューッとなる青春純愛小説の第2弾。
【目次】プロローグ
第1章 カタオモイ
第2章 再生
第3章 コールドムーン
第4章 修学旅行
第5章 雪だるま
第6章 あなたの幸せな未来
第7章 卒業式
エピローグ
【目次】
内容説明
高校1年生の冬、16歳の誕生日に幼馴染で片想いの相手・佐藤日向と一緒に12月の満月「コールドムーン」を見上げる高遠麗。5ケ月前に最愛の恋人・桜井萌を失った日向に振り向いてほしい麗だったが、日向の気持ちは揺るがない。そんなある日、麗は修学旅行のスキー場で遭難してしまう―。麗の10年以上の片想いの行方はいかに?ピュアでまっすぐで美しい愛情と友情に涙と嗚咽が止まらない感動の青春純愛小説第2弾。
著者等紹介
芥川なお[アクタガワナオ]
兼業作家。大分県中津市出身。デビュー作『ストロベリームーン』はベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
40
2年程前に読んだ『ストロベリームーン』のその後の物語。最愛の彼女・萌を亡くした日向は部屋に引き篭もりただ呼吸をしているだけの状態。そんな彼を元の日向に戻したいと願う幼馴染の麗。彼女の彼に対する秘めた想いは届くのか…。萌を失った日向はかつての自分を取り戻せるのか…。麗の日向を想う気持ちや、彼を好きになったきっかけ、真面目で心優しい言動に涙を何度も堪える。そして彼等の親達も素敵で、そんな親に育てられた子供達も良い子達で…。麗の一途な想いがいつか日向に届くと良いなぁと心から願いながら読んだ。2025/03/17
薦渕雅春
22
初めて読む作家さん。読み始めてから前作が映画化された『ストロベリームーン』なんだと気づく。〈好きな人と見ると永遠に幸せになる月〉それが、2012年6月4日の満月、ストロベリームーンだった。そして2012年12月28日、コールドムーン。12月の満月には、6月のストロベリームーンのような恋愛にまつわる素敵な神話や都市伝説などはない、とのこと。前作『ストロベリームーン』で「桜井 萌」は亡くなっている。付き合っていた「佐藤 日向」と幼なじみの「高遠 麗」のストーリー。終盤まで読んで、プロローグのシーンへと繋がる。2025/10/06
Hanna
5
シリーズと知らずに読んでしまったこの作品は、シリーズ第2弾。亡くなった女子高生を巡る彼氏や女友達のお話。キュン。2025/09/08
遠い日
5
『ストロベリームーン』後日譚。前作より好き。日向の苦悩と虚無感、そこからの再生は一筋縄ではいかなかった。高校生活を送りつつも、心はいつも萌に戻る。その喪失感を埋めるものはないのだ。友人たちと戯れながらも、幼馴染の麗と話しても、本当の自分の気持ちを出せないまま。麗のひたすら日向に寄り添おうとする懸命さも、時として空回り。恋の自覚をしてから日向への思いが止まらない。高校生たちの自我と成長、恋を通して得たものを抱えて、大人への階段を不器用に登っていく。みんなが必死に自分を生きる輝きが胸に迫りました。2025/07/27
楓
2
ストロベリームーンからの続編とは知らず、コールドムーンだけ一気読みしてしまいました。麗の片思いが実らず諦めてしまった時は辛かった。全体的には面白かったけど少し展開が単純すぎて、話がダラダラ続いているように感じた。だが刺さる人は刺さる表現の仕方だと思う。2025/10/29




