出版社内容情報
【◆「トランスジェンダー当事者の妻」視点から描く、性別移行のリアル】
【◆突然「女性として生きていきたい」と告白した41歳の夫】
【◆とても平和な日々を送れている、これからもそんな夫婦生活が続く。そう信じ切っていたある日訪れた転機……】
【◆呆然、そして絶望に打ちひしがれ、現実逃避する日々……。それでも行動し、出会い、学び、答えを探した】
【◆心も体も変わりゆく夫を、一番近くで見続けた妻による、2年間の手記】
「もうこれ以上自分が中年男性になっていくことに耐えられない。残りの人生は女性として生きていきたいんだ」。
40代を迎えた夫は、こう言い放った。
20代後半で結婚し、夫婦共通の趣味である旅行を頻繁に楽しむなど、平和な日々を過ごしていた2018年のある日、発覚した夫の女性ホルモン剤服用。
まさに青天の霹靂といえる事態に混乱しながらも、何度も話し合いを重ねながら女性化していく夫を見続けた2年間を綴った手記。
見た目だけでなく、いやそれ以上に中身も変わっていく夫との関係に苦労しつつも、性別違和についての学び、SNSなどを通じた当事者や当事者の家族との出会い、自己変革の決意……様々な行動を重ね、葛藤と闘いながら、どうすべきかを模索し続けた。
そして夫の性別適合手術が決まり、いよいよ体も女性となる直前に下した決断と、夫や現代のジェンダー医療に対して思うこととは――。
【目次】
第1章 一人の男性が女性に変わるまで
第2章 暴走する夫
第3章 私はどう乗り越えたか
第4章 私が下した決断
内容説明
多様性の時代…周囲に理解され、配慮され、受け入れられていく夫を見る妻が、その状況を受け入れるのは簡単ではなかった―。突然「女性として生きていきたい」と告白した41歳の夫。配偶者の視点から描く性別移行のリアル。心も体も変わりゆく夫を一番近くで見続けた妻による2年間の手記。
目次
第1章 一人の男性が女性に変わるまで(突然の告白;呆然、そして絶望 ほか)
第2章 暴走する夫(夫と、私の母との対面;夫の家族へのカミングアウト ほか)
第3章 私はどう乗り越えたか(自己変革する決意;再確認した絆と、現実と ほか)
第4章 私が下した決断(私にとっての夫婦の生命線、「心」が崩れていた;離婚に至った些細なきっかけ ほか)
著者等紹介
みかた[ミカタ]
2005年に結婚し、平穏な日々を送っていたところ、2018年3月に夫が秘密裏に女性ホルモン剤を服用していたことが発覚。以後「女性として生きていきたい」という夫と話し合いを続けながら、夫の性別移行を最も近くで見守り続ける。2020年、夫が戸籍上の性別を女性に変更することなどの理由で離婚。このまま別々の人生を歩むことを決心する。現在はトランスジェンダー当事者の妻としての経験や、同様の境遇を持つ方との交流を通じて得た経験などをもとに、情報発信を続けている
大谷伸久[オオタニノブヒサ]
医学博士。北里大学医学部卒業後、国立国際医療センター、北里大学病院などで勤務。その後、08年に自由が丘MCクリニックを開設。全国に数十人しかいない数少ない日本GI(GI:Gender Incongruence=性別不合)学会認定医で、トランスジェンダー当事者が自信を持って社会で堂々と活躍できるようになるためのきっかけや環境づくりを目指して治療にあたっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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