出版社内容情報
第一次世界大戦末期の帝政ドイツの滅亡から、ヴァイマル共和制を経て、ナチ・ドイツの誕生~終焉まで、ドイツがたどった道筋をナチ党の台頭と重ね合わせながら見ていく本。ナチ党が用意周到に独裁体制を築いていく様子や周辺国への侵略、ユダヤ人への迫害、国民はそうしたことをどう受け止めていたのかなどがよくわかる。
内容説明
ナチ党を率いて「総統」の地位にのぼり、ついにはホロコーストを引き起こした、アドルフ・ヒトラー。そのおびただしい負の遺産をつまびらかにすることで、見えてくる教訓とは?自分をとりまく「世界」がどんな難題をかかえているか。それはなぜ起こり、どうしたら解決できるのか。知るだけで自分も世界も変わる。オックスフォード大学出版局「ベリー・ショート・イントロダクション」シリーズ。
目次
1 ヒトラー神話
2 国民社会主義
3 ミュンヒェンからベルリンへ(ヴァイマルを経由して)
4 権力
5 フォルクスゲマインシャフト―共同体と排除
6 フォルクスゲマインシャフト―統制と帰属
7 戦争への準備
8 戦争
9 テロからジェノサイドへ
10 過去を受け入れて
著者等紹介
キャプラン,ジェーン[キャプラン,ジェーン] [Caplan,Jane]
オックスフォード大学現代ヨーロッパ史名誉教授、同大学セント・アントニーズ・カレッジ名誉フェロー、ロンドン大学バークベック校客員教授。専門分野は、ナチ・ドイツ、近代ヨーロッパにおける個人識別の技術の歴史など
藤井美佐子[フジイミサコ]
翻訳者
熊野直樹[クマノナオキ]
九州大学大学院法学研究院教授。専門分野は、ドイツ現代政治史、独亜関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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