出版社内容情報
ロシア哲学を専門とするフランスの哲学者、ミシェル・エルチャニノフが、ウラジミール・プーチンの膨大な演説録、読書歴からその思想を解剖・分析し「頭のなか」を明らかに!出版されたフランスでは「両世界評論賞」を受賞し、イギリス、ドイツ、スペイン、ギリシャで翻訳されている注目作。プーチンのウクライナ侵攻に対し、日本人の多くは体調不良説をとっているが、エルチャニノフはプーチンが主に2つの思想的バックボーンを持つことを明らかにした。その危険な思想「ロシアの道」「ユーラシア主義」とは?新聞もネットも信じず、机の上の「赤いファイル」だけを頼りに国の舵をとる69歳の孤独な独裁者は、どんな論理で蛮行を決断したのか――日本人の目を開く一冊!
内容説明
なぜウクライナ侵攻を決断したのか?独裁者を駆り立てる3つの危険思想を、気鋭の哲学者が暴いた注目作、ついに邦訳!仏「両世界評論賞」受賞作。
目次
第1章 何よりもまずソビエトを
第2章 カント、ピョートル大帝、柔道の哲学
第3章 傾倒する哲学者イワン・イリイン
第4章 許しがたい世界の潮流
第5章 特別な国、聖なるロシア
第6章 ユーラシア主義の夢
第7章 偽りの友、ドフトエフスキー
第8章 新しい帝国
第9章 野望の行き着く果て
第10章 ウクライナ侵攻への伏線
著者等紹介
エルチャニノフ,ミシェル[エルチャニノフ,ミシェル] [Eltchaninoff,Michel]
哲学の教授資格と博士号を持つ。2015年、『ウラジミール・プーチンの頭のなか』にて「両世界評論賞」を受賞。現在、『フィロゾフィー・マガジン』の編集長を務めている
小林重裕[コバヤシシゲヒロ]
1979年生まれ。フランス語翻訳家。國學院大学文学部哲学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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