出版社内容情報
多様性の国・オーストラリア発、「自分らしさ」を受けいれて、自分を好きになるためのレッスン? 「男なんだから」「男なのに」……。そんな押し付けで子どもを苦しめていませんか? からかっていませんか? どんな「好き」も「弱さ」も尊重されるべき個性です。学校では教えてくれない、本物の道徳の授業をお贈りします。
内容説明
自分は男の子だからこんなことをしなきゃ、こんなふうにしなきゃ、みたいに思ったことはない?そんな決めつけにとらわれないでね。どんな男の子がいてもいいんだ。君がどんなタイプの男の子でも、それを隠さないで堂々としていていいんだよ。誰とくらべてる?“君だけの良さ”をちゃんとわかってる?「自分らしさ」を受け入れて、好きになるレッスン。多様性の国オーストラリア発!学校では教えてくれない本物の道徳の授業。
著者等紹介
サンダーズ,ジェシカ[サンダーズ,ジェシカ] [Sanders,Jessica]
オーストラリア・メルボルン出身の著者、活動家、ソーシャルワーカー
キャスロ,ロビー[キャスロ,ロビー] [Cathro,Robbie]
イギリス・ブリストル出身のイラストレーター、作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
22
少し理屈っぽい本ではあります。 そもそも「男は強くなきゃだめ?」といった、理想概念の押しつけに疑問を投げかける本だからでしょう。 様々な人間を登場させて、個性というものを考えていきます。 感情や考え方の違い、様々な角度から自己肯定を見つけ出し、安心感につなげるセルフケアの本です。 悩める時に、こんな本がそばにあると良いのかもしれません。 読み聞かせには向きません。 押しつけてはいけません。 必要とされる時に、そこにあると自分で語ってくれる本です。 2023/11/27
うー(今年も遅くなります)
18
〈絵本〉タイトルに惹かれ手にとる。男の子に限らず全ての人に呼び掛けたメッセージの数々。『体がなければ何も始まらない。ワクワクするような冒険も色んな楽しい出来事も経験できるのは体があってこそ』『「助けてほしい」って言えたらそれだけで心がだいぶ軽くなるよ』2023/05/20
喪中の雨巫女。
13
《図書館-新着》男の子だからと言われるのもつらいだろうなあ。自分らしく暮らしていたいよね。2024/05/13
のり
12
ジェンダーに関する絵本。「そのままでいいんだよ」って言うけど、それは周りがそう思わないと結局 差別される。昔に比べて「男だから、女だから」とならないけど、こういう絵本を誰に向けて作っているのだろう…大人?子供? 難しい問題。本当に難しい。2022/09/05
遠い日
8
すでに『ディア ガール』や『ディア ボーイ』などの作品もありますが、本書もまた男の子、女の子関係なく、すべての子どもたちへのメッセージであると感じます。「かくあるべき」という古臭いイメージを一新して、自分らしさをだいじにしようと語りかける。自分であることを第一義にして、周囲との違和感や困ったことは、信頼できる大人に相談してみよう、それができなければホットラインの電話相談もあるよと、巻末に提示しています。2022/06/05