出版社内容情報
ベストセラーを連発するサイエンスライターによる、専門知のエビデンスに基づく、最新の「本能マーケティング」実践書。「とにかくバズるコンテンツを作りたい」「何か世の中に表現をしたいけれど拡散されない、どうしたらいいのか?」「副業をしてみたいが、世の中にウケるプロダクトの作り方がわからない」といった一般層へ向けた一冊。『一億総クリエイター時代』に最適化した、ウケるコンテンツの作り方とは? 人の「ニーズ(欲)」とはそもそも何か? 進化論のマーケティングへの応用(進化ドリブン)とは? そして著者が導き出した、現代に合ったマーケティングの武器とは、「誠実さ」! その理由に迫る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めんま
24
「進化論」の観点から、人間の無意識的な欲求・本能に働きかけるマーケティングを説いたもの。人の根元的な欲求を「生存・生殖」としたうえで、そこから分岐する8つの欲望のパターンを提示する。そして、自分が出そうとしている商品・サービスが、どれほどそれらを刺激するかをチェックする。それにより、より深く人のニーズを満たすものが提供できるようになる。らしい。2022/08/14
モグラビト
5
マーケティングを人が持つ本能に焦点を当てて書いた本。 沢山の研究結果、企業の成果を書いてもらっているが、正直情報量が多すぎてあまり参考になりません。教科書的な内容なので「今どうしても売りたい商品があって悩んでる」という人には刺さるが、自分にはあまり刺さりませんでした。 情報を絞ってその部分を詳しく書くような内容の方がよかったかも。2023/07/05
ちーくん
5
「ポルシェや高級スーツの機能は“クジャクの羽根”と一緒」という表現にビビっときました。そう考えると、ブランド品を持つことには一定の効果はたしかにあるし、羽根ばかり立派に見せてもダメだ、ということが分かります。面白いたとえだったので覚えておきます!2023/03/19
モンジャ
5
読んだのですが、飛び飛びで読んでいて内容をあんまり覚えてないです。ちょっと間を開けて読み返してみたいです。あんまり覚えてないけど、フワッとしたコンセプトやコピーより、これはここに刺さるはずって仮説を立てる方が効果の測定もしやすそうですし、表現方法は様々ですが欲望にダイレクトアタックしていくという考え方はとても現代的と感じました。2022/09/27
林原琢磨
4
正直なところ、ちゃんと実践しようと思ったらかなりハードルが高いと感じるものの、いわゆるマーケティング界隈で言われる「心理トリガー」みたいなものが、用途別・段階別に整理されているのがとても興味深かったです。一般的な「心理トリガー」は、数十種もの手法がただ並列で紹介されているだけなので、自分の商品との相性や優先順位も分からない中、この本のワークに則れば、まず自分の商品に加えるべき切り口を明らかにした後、どの打ち手を優先していくかの流れが掴めます。難易度は高いものの、時間を取って実践する価値は大きそうです。2023/05/26