出版社内容情報
読まれたくない本が、読まれないために必死で逃げる。さて、どうやって…？
スクリーンライターや俳優など、あらゆる角度から人を楽しませる分野に関わってきた著者が描いた、子どもも大人も惹きつけられる楽しい絵本。人口が日本の10分の1のスウェーデンで、10万部の大ヒット。30ヵ国で翻訳された、遊び心満載のナンセンス絵本が日本上陸！夜寝る前には、決して読んではいけません。爆笑で眠れなくなるから…。
内容説明
この本はふつうの絵本ではありません。とちゅうで字を読めなくしたりわけのわからない言葉をならべたりあらゆる手をつかって読む人のじゃまをします。２０２０年の発刊以来あまりのキテレツさに世界３０か国で翻訳、話題になっているベストセラー絵本シリーズ第一弾日本初翻訳。
著者等紹介
サンデン，ダビット［サンデン，ダビット］ ［Ｓｕｎｄｉｎ，Ｄａｖｉｄ］
スウェーデンのコメディアン、脚本家、俳優。テレビ番組の司会者であり、スウェーデンの駄洒落選手権の銀メダリストでもある。スウェーデンの大人たちを魅了したサンデンは、最もうるさい観客である子供たちを楽しませることに乗り出した。２０２０年に本書を出版。人口約１０００万人の本国で、１０万部を超すベストセラー絵本に
青山南［アオヤマミナミ］
福島県生まれ。翻訳家、エッセイスト。アメリカ現代小説の翻訳と紹介を行う一方、絵本の翻訳を幅広く手がけている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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starbro
181
人口が日本の10分の1のスウェーデンで、10万部の大ヒット絵本、30ヵ国で翻訳された作品ということで読みました。 子供が好きそうな内容ではありますが、あまり再読はされなさそうな気がします。 https://www.subarusya.jp/book/b612198.html2022/11/02
のっち♬
131
スウェーデンのコメディアンが考える読まれることを拒む本。一見天邪鬼なようで本の普遍的な要素をついたテーマだと思う。変化したり、文字配列がアブノーマルだったり、ストーリーもへったくれもなかったりと、シューレアリズムへ傾倒した表現でかなりの奇書に仕上がっている。コメディアン気質を感じるのが寝かしつけという設定。赤面な言葉も並ぶ本の挑発にゼェゼェと付き合い、妙にリアルなうさぎに誘われて童心へ帰り、我に帰る度に小声になり、その様子を子供が白い目で見ているこの寒々しさ。それにしても母国で人口の1%も売れたとは驚き。2023/06/15
☆よいこ
81
絵本。子供と一緒にわいわい遊びながら読む本▽「読まれたくない」と堂々と宣言するこの本は次々と読み手を妨害してくる。でも子供は本を読んでもらいたいし、大人は子どもに早く寝てほしい。本は車のハンドルに変身して「ブーン、ブーン、ビー、ビー！」見たことも聞いたことも無い言葉を連ね、翼が生えて飛んでいこうとする。文字が小さくなったり大きくなったり、火をフーフーしたり、「わ」が全部「か」に変わったりする▽仕掛けがたくさんあって楽しい。イラストがなんかオシャレ。後表紙に【警告】あり。子育て中の家庭にプレゼントしたい2022/12/16
hundredpink
72
タイトルに偽りなし、天才！2023/06/05
ベーグルグル （感想、本登録のみ）
50
本なのに読まれるのが嫌いだなんて、なんてヘンテコな本なんだ。読まれないようにあれやこれやと抵抗するから、読みにくいったらありゃしない(笑)。でも視点が面白い。読み聞かせしたらめちゃくちゃ大変だけど、子供はどう思うのなぁ。。。2023/02/23
