消費税10%後の日本経済

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消費税10%後の日本経済

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784799107867
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0030

出版社内容情報

2019年10月に予定されている消費増税。好景気、雇用率向上が継続しても、消費増税により家計消費の低減が予測される。著者自身の調査・見解によれば、好景気、雇用率向上の恩恵を受けた20代の若年層が現金貯蓄に向かう現象にあり、若者が資産形成ではなく現金貯金に向かう原因は「お金をどう使っていいかわからない」「将来不安」「リスクを取るより、目減りのない預貯金がいいという「デフレ・マインド」が原因としている。これに対して70代以上では消費税にかかわらず、資産形成や消費増大傾向がある。本書はこの流れを受け、消費税増税が実施された時、事業会社でエンドユーザーに商品やサービスを企画提供する開発者、マーケターに向け、消費傾向の理解や指標のモニタリングによってFACTベースで示唆、戦略を議論、立案するための一冊としたい。

内容説明

最新経済理論とFACTで予測。2020年代の日本経済と生活防衛の展望。家計消費低迷の回復には、若年層の「デフレ・マインド」克服が急務!低成長下の増税時代を生き抜く知恵を、気鋭のエコノミストが解き明かす。

目次

第1章 日本および世界経済の現状(GDP統計からみる日本経済の現状;減少局面に入りつつある世界貿易量 ほか)
第2章 財政再建論の転換―世界の潮流から取り残されつつある日本(これまでの財政の考え方;変わりつつある「学界」の認識 ほか)
第3章 「消費税10%時代」の日本経済の姿(消費税のメカニズム―マクロ経済への影響をどのように考えるか;消費税の経済に与える影響を考えるための論点整理 ほか)
第4章 日本の税のあり方をどのように考えるか?―国民目線の税制改革の方向性(これまでの議論の整理とそのインプリケーション(結果として生じる影響)
国家の衰退 ほか)

著者等紹介

安達誠司[アダチセイジ]
エコノミスト。1965年生まれ。東京大学経済学部卒業。大和総研経済調査部、富士投信投資顧問、クレディ・スイスファーストボストン証券会社経済調査部、ドイツ証券経済調査部シニアエコノミストを経て、丸三証券経済調査部長。著書に『昭和恐慌の研究』(共著、東洋経済新報社、2004年日経・経済図書文化賞受賞)、『脱デフレの歴史分析―「政策レジーム」転換でたどる近代日本』(藤原書店、2006年河上肇賞受賞)、『恐慌脱出―危機克服は歴史に学べ』(東洋経済新報社、2009年政策分析ネットワーク賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

49
最近の財政政策に対する考え方の変化についても言及したい。より具体的にいうと、日本のメディアでは、いまだに日本の財政危機を案ずる論調がほとんどすべてであるが、最近は世界的な超低金利を背景に、以前ほど財政再建に執着する必要はないとの見解が出始めている。すなわち、「低成長から脱するためには、財政の力を借りざるを得ない」という認識が世界で共有されつつある。 イギリスに多大な問題を起こしているBrexitだが、そもそもはイギリス庶民階級の緊縮財政に対する強い抗議の姿勢からもたらされたことは意外と知られていない。2019/12/03

TAKA0726

19
1、消費税率引上げから日本は本格的増税時代に突入。2、消費税率は20%超に向け段階的に引上げられる。3、今回の引上げで外需のサポートが期待できず再デフレを誘発リスクがある。4、本格化する高齢者の福利厚生を支える40歳代が上の世代を社会保障等で支えることができない。5、現在の社会保障制度は所得水準が高かった中高年層がコストを支払い、彼らが高齢化し社会保障の受益世代になった時別の世代だそのコストを負担する世代間扶助が崩壊する。6、従ってこのタイミングの再デフレは致命傷。7、デフレ脱却できれば衰退は先送りできる2020/01/02

Riopapa

10
この本が書かれたころはまだ消費増税の影響がどうなるかわからなかったが,19年10-12月のGDPが出てきて,相当な悪影響があったことが判明した。さらに新型コロナの影響で日本経済はかなり悪化するだろう。筆者が日銀審議委員になるということなので,片岡審議委員とともに活躍することを期待したい。2020/03/12

rebeccamycin

7
消費増税が正しい政策だと信じてしまうのは、マスメディアを通して財政学者がそう主張しているだけであって、様々な反論がSNSにはあるし論文としても提起されている。だから情報の収集と吟味は自分自身のアタマで考えるしかない。という立ち位置で、極めて客観的に今後の日本経済を考察している。前半部は定量的なデータの羅列で素人には難しく思えたが、後半部では程よくかみ砕いていて、かつ様々な視点で意見を述べているのでこの手の(悪く言えば一時の流行に乗った)書籍としては非常に洗練されていると感じた。2019/12/19

バジンガ

6
消費税増税の財政的、金融的な意味がしっかりと理解できました。  印象に残ったのは、182ページの一節「例えば、中央銀行と財政当局間のアコードによって、明確にインフレ目標にコミットする形で財政出動を行うことであろう。それができなければ、世界は再び戦前の悲劇を繰り返す懸念が残る」  恐慌が、大戦につながった歴史は忘れてはならない。2020/03/30

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