出版社内容情報
松波竜太[マツナミリョウタ]
著・文・その他
内容説明
カネ回りを強くして突然死を防げ。銀行攻略マニュアル&交渉テクニックも満載。
目次
第1章 それ「会社を殺す節税」です
第2章 「法人税アレルギー」が会社を潰す
第3章 無借金経営は死へのカウントダウン
第4章 手元資金を増やすのは、節税ではなく銀行融資
第5章 低金利で借りて、手元資金をとにかく厚く!
第6章 どん底からキャッシュリッチへ!会社のお金を増やす工程表
第7章 「大きな節税」で会社の未来を切り拓こう
著者等紹介
松波竜太[マツナミリョウタ]
税理士・さいたま新都心税理士法人代表社員。独立し、税理士として15年、会計事務所業界で20年以上のキャリアの中で、300社以上の中小企業に関与し、特に資金繰りと銀行交渉についてサポート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
20
銀行は「お金を貸している相手」を信用する。借入なしで預金が3000万円ある会社より、3000万円借りて預金が5000万円のところを、銀行は信用する。極論すると、「借入なし」で預金ゼロより、「3000万円を借りて預金3000万円」の方が、銀行からは信頼されるのだ。「信用、信頼」に対する考えが、銀行と一般人のそれとは異なる。そして「預金≧借入額」の状態を「実質無借金」と言い、銀行は実質無借金の会社を高く評価する。 3ヶ月分の運転資金を銀行から常に借り入れておける状態の実質無借金経営、これが目指すところだ。2019/04/27
ふたば
5
そういうやり方もあるんだ、ナルホド!! ってくらいに読んだ。節税も度を過ぎればあざとい見える。「税金なんか払いたくない」ってのはちょっとどうかと思う。必要な経費は使い、余分なものは余力がなければ控える。正業にしっかりと励んで利益を出す。自社の金の流れや、原価率、関連費用をしっかり把握しておく。そして税金を払う。シンプルだけど、これが一番だな。銀行との付き合い方は、それぞれの考え方もあるだろう。無借金経営がいけない、とのことだが…必要じゃなきゃ、借りなくていいんじゃないか?無駄にプレッシャーかかると思うよ。2018/08/31
てん
5
ん~ちょっと求めてたものと違う。じゃ、どんな節税がいいかは、具体的記述無し。でも、儲かってないのに絶税対策する会社って、そんなに多いのかなぁ。2018/07/09
トランスマスター
4
銀行と対等に交渉し、売り上げの三倍の手元資金を保有して必要最低限法人税を支払いキャッシュフローのショートを回避するノウハウ本。銀行の種類や特性など非常に参考になる部分が、ありました。2019/04/27
火曜日
1
節税云々よりも、資金調達に関する大技小技が載っている。経営状態を良くし拡大していくにはキャッシュリッチであることが重要で、そこにたどり着くまでには下手な節税をせず、当期純利益を確実に積み上げていくしかない。魔法などはないが、経営判断の随所で「こうした方が有効」ということを知り、日々継続していくしかないことの覚悟ができる。あと、銀行側の目線を知ることができたのは良かった。2020/03/23