内容説明
ベテラン校閲記者が教える、楽しく学べる書き方の基本。「正確に書いたつもりなのに、間違った文になっている」「気づかないうちに、おかしな表現になっている」など、伝わらない、読みづらい、不自然な文章の原因もすっきり解消。文章力アップに役立つ47のルール。
目次
第1章 言葉や文を正しく対応させる(主語が二つ以上の述語を持たないように;主語を並べすぎてはいけない ほか)
第2章 分かりやすく、読みやすい文章の特徴(書き出しに前置きを書かない;関係性を分かりやすく ほか)
第3章 「てにをは」を正しく使って書こう(「は」は必ずしも主語を表さない;主語を表す「が」と「は」 ほか)
第4章 日本語の正しい書き方を覚える(「こそあど」とは;「書き言葉」と「話し言葉」 ほか)
著者等紹介
前田安正[マエダヤスマサ]
朝日新聞東京本社編成局校閲センター長。1955年生まれ、神奈川県出身。早稲田大学卒業。1982年朝日新聞社入社。東京本社校閲部、整理部、校閲部次長、名古屋編集センター長補佐、東京本社校閲センターマネジャー代理、大阪本社校閲センターマネジャー、編集担当補佐兼用語幹事を経て現職。常用漢字に関する特集記事などを担当。2013年4月から、日曜朝刊教育面に「漢話字典」を連載中。朝日カルチャーセンター立川教室で、文章講座「声に出して書くエッセイ」を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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katoyann
27
格助詞の説明に紙幅を割いている印象を受けた。要は文法を理解しているかどうかが、正しい文章を書くための鍵となる。never too late.2022/04/03
C-biscuit
12
Kindle購入。いつ購入したか不明であるが、電子ブックでも無意識に積読状態になっていた。読んで思ったのは、英語の文法を日本語に置き換え勉強している感じがした。英語の文法は、なんだかむつかしく感じるが、この日本語もロジカルに助詞はこう使うなどと書かれると同じようにむつかしい。しかし、日常的に日本語をつかっており、感覚的に身についているのを感じたりもした。そういうのもあり、間違いの文章をみてもしっかりと違和感を感じ、正しい日本語や表現に変えることができた。それでも知らなかったこともあり、辞書的に活用したい。2020/06/02
カシヤ
8
なぜその言葉を使うべきなのか。その理由がわかりやすく書かれている一冊。特に「使い分け」に関しては、理由はもちろん条件も明確に示されているので、迷ったときの助けになってくれそう。2016/02/11
haru
4
★3/5 日頃からできているルールであっても、こんな風に言語化できるのはすごい。全部はいっぺんにできないけど、まずは「書き出しに前置きを書かない」を取り入れよう。 「小春日和」を使うのが秋だなんて知らなかったー。2021/01/13
よかちん
3
「主語が二つ以上の述語を持たない」、「述語にかかる品詞をそろえる」、「れる、られる」、「関係性を分かりやすく」、「一つの分には一つのことを書く」、「同じ言葉を何度も使わない」、「独点、は重要!!」、「てにをは」、「が、は」、「が、を、の」、「に、へ」、「と、に」、「と、とか、や」、「こそあど」、「~たり、~たり」、「~より、~から」、「する、させる」、「が、けれども、は使わない」、「同じ意味の言葉を繰り返さない」、「ひらがと漢字の使い分け」、など注意して恥ずかしくないようにしよう。。2023/01/06
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