内容説明
人にがっかりされると傷つく。まわりの目が気になって、自分を変えられない。「もし○○だったら」と思うと何も手につかない。どうして、「気持ち」と「行動」が離れてしまうの?臆病の3大原因、自信不足、自意識過剰、存在の不安がじんわり鎮まる「ブッダの教え」を大公開。
目次
第1章 「臆病」が瞬間瞬間の幸せを損ねている
第2章 「自分だけの行動基準」をもつ
第3章 「こうありたい自分」に操られない
第4章 奪い合いの人間関係から距離を置く
第5章 第5章 「変わる」ことに罪悪感をもたない
第6章 自然体の自分から離れないための、生活改善
著者等紹介
松本圭介[マツモトケイスケ]
1979年北海道生まれ。法名・釈紹圭。浄土真宗本願寺派僧侶、布教使。東京・神谷町光明寺所属。東京大学文学部哲学科卒業後、仏教界のトビラを叩く。お寺をもっと身近に感じてほしいという信念で、超宗派の僧侶達が集うブログサイト「彼岸寺」を設立。光明寺仏教青年会代表として、お寺の音楽会「誰そ彼」や、お寺カフェ「神谷町オープンテラス」を企画し、仏教界に新たなムーブメントを起こす。それらの活動が評価され、2008年に同会は第32回正力松太郎賞青年奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じろー
21
自分は臆病だよなぁとほぼ毎日のように思うのでちょっと臆病について考えてみたいと思い購入しました。著者はお坊さんですが、臆病の原因について自信不足、自意識過剰、存在の不安の3要素に分けて、日常にありがちな場面に当てはめて説明していて、無宗教な僕にとってもスッキリと分かりやすかったです。当たり前かもしれないけど重要そうな事がサラッと書いてあり存外に深い内容であるように感じます。臆病について、ちょっと自分を振り返るとともに、臆病風に吹かれそうになった時には読み返したくなるような本でした。2018/09/20
ひお
12
特にものめずらしいところのない仏教的なよりよく生きるための初歩が書かれた1冊でした。新しい発見もなくそのとおりなんだけどソレが実行できないから人生は苦なんだよなぁ・・・といういつもどおりの感想。この類の本を読んだことがない人や仏教の基本的な人生観を知る第一歩としてならお勧めできるかな?2012/05/02
ぱんにゃー
11
はじめにに、「臆病をまるごと抱えたまま、それを乗り越える仏教的アプローチ」とありました。「そのままでいい」と思えれば何事も解決ですね。2012/11/19
pocco@灯れ松明の火
4
The how of happinessより、人間の幸せ度を決定する心理的要因のうち、50%はうまれながらに決まったもの。残り10%が環境や状況に影響され、40%はセルフコントロールによって決まるものである。 いい言葉だ。2017/01/12
ザワ
1
お坊さんが書いた、臆病な人への自己啓発本。仏教の教えを交えつつ、こういう心持ちならいいんじゃないかな?こうしたら楽なんじゃないかな?とあくまで少し人間関係を円滑にするような心持ち、アプローチがいくつか紹介されている。具体的に例はあまり挙げられてないが、書かれていることは論理的で的を射ていると感じ。人間あるがままって大事、善人は卒業しよう、変わることは大事なこと。書かれてるのはこの程度のアドバイスだけど、なぜそうするほうがよいのか丁寧に説明してくれてる本だと思った。2013/03/28