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内容説明
嶺岸ミナミは高校二年生。弟が所属する野球部でマネージャーをしている。だが野球部は監督の野邑カシヤの意地悪で連敗街道まっしぐら。これではとても甲子園出場など望めない。そこでミナミは一念発起。例の本を片手に甲子園目指して突き進む。しかしミナミは大変な思い違いをしていた。あの本は野球の教本ではなく経済の本だったのだ。対戦相手は○ルビッシュにイチ○ーに山田タ○ー。居並ぶ強豪たちを相手にミナミたち女子マネージャーはベッドの上でどう戦うのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はばたくキツネ
9
実は今回これまでとは違うまったく新しい戦術を試すことにした――名付けて、ノー推敲ノー校正作戦。2012/11/08
しき
8
【「監督の膨らんだ股間を見て、ミナミの脳裏に邪なアイディアが閃いた。 これこそ自分が『もしドラ』で学んだ革新(イノベーション)に他ならない」この閃きから、ミナミは肉体を駆使したハニートラップを用いて、相手の主力選手をスイングもろとも腰砕けにする】という話です。このミナミの閃きはセレンディピティにあたります。Hなことで頭が真っ白になったことにより、そのスペースを埋めようとして脳が活性化したのです。笑って過ごすシーンかもしれませんが、私はこのシーンこそこの本の核心であり革新だと思います。2012/10/24
お肉太郎
4
タイトルが面白かったので買ってみた。初めての官能小説だが、こんなに笑えるものだとは知らなかった。まさにファンタジー。SにもMにも対応し姉属性妹属性も網羅しているが、エロ描写を楽しむというよりやはり、あまりにも馬鹿馬鹿しい描写に爆笑するという方向で楽しむものだろうな。ワルビッシュ、一浪、山田タ◯ーというパロディ選手が出たり、小ネタも仕込んであるが、まぁあまり重要じゃないだろう。「この本である必要はあるのか?」という疑問があるがおそらく「どの官能小説でも大体良い」のだと思う....ネタっぽいやつなら...2012/10/22
てらさか
3
ワルビッシュ勇(いさむ)とか鱸一浪はもちろんドカベソの山田タ○ーと、そういった部分が面白くて読んでて楽しかったです。本文中「ふ、アヤノ」になってるのはアヤノが別の名前だったのを変えたから?と邪推してしまった。2021/08/31
tenorsox
3
「もしドラ」を読んで勝てるほど高校野球は甘くないと悟った女子マネージャーが、強豪校との対戦の前日に相手の主力選手に自らの瑞々しい肉体を差し出し、精力を文字通り吸い尽くし翌日の勝利に繋げるというニュータイプのスポ根物語。 嗚呼読み終わって自己嫌悪…2014/06/27