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内容説明
鬼才H・P・ラヴクラフトの長編小説『狂気山脈』、その遺伝子を受け継ぐ3つの怪奇譚!
著者等紹介
北野勇作[キタノユウサク]
1962年生まれ。1992年に『昔、火星のあった場所』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、デビュー。同年、落語台本「天動説」で第1回桂雀三郎新作落語“やぐら杯”最優秀賞受賞。2001年、『かめくん』で日本SF大賞を受賞
黒木あるじ[クロキアルジ]
1976年生まれ。青森県出身で、東北地方を中心とした全国の怪談実話を収集、執筆している。2009年、『おまもり』でビーケーワン怪談大賞・佳作を、同年『ささやき』で怪談実話コンテストブンまわし賞を受賞し、2010年に『震』でデビューする
フーゴ・ハル[フーゴハル]
イラスト、ゲームデザイン、著作をひとりでこなし、独特の作風で知られるゲームブック作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
37
北野勇作)うねうねととりとめもない文章とご自身が作中に吐露されたごとく落ちに向かう過程がぐだぐだでまとまった感じがしない、断片的に描き出された情景は悪夢の雰囲気がよく伝わってきていいんだけど。黒木あるじ)某作家の“妖怪ハンター”や“暗黒神話”を彷彿とさせるし、展開が都合良すぎるがこの感じ嫌いじゃない。フーゴ・ハル)通常のゲームブックはその構成上からストーリーの輪郭をなぞるだけになりがちだがこの作品はなかなか読ませてくれる、ただしめんどくささを我慢すればだが(笑)2014/12/29
NEED LESS
3
南極に存在するヒマラヤ山脈をも凌駕する巨大な「狂気山脈」。ラヴクラフトが創造したこの地をテーマにした3作が収まっています。「頭山脈」は落語とクトゥルフ神話の組み合わせ。アンソロジー『秘神』でも同テーマがありましたがこちらは最後のどんでん返しが小気味良い。「恐怖学者羅文蔵人の憂鬱なる二日間」は羅文のキャラクターが凄くキマっている。シリーズ化も十分狙えるコミカルな設定。「レーリッヒ断章の考察」はゲームブック。最初に示された限られた資料と後から継ぎ足された資料を併せて読むだけでこんなにも印象が変わるとは。2015/10/19
gu
3
北野勇作の『どーなつ』という容れ物はクトゥルーにお誂え向きだったことを発見できた『頭山脈』。徹頭徹尾B級、終いには怪獣バトルの『恐怖学者~』はしかしエンタメのツボは押さえているので飽きずにさらっと読めた。ショゴスvsビオランテ(古のもの)は胸熱。『レーリッヒ断章の考察』は予想以上によく作り込まれていて感心した。「ゲームブック」と「コルタサルの『石蹴り遊び』的なアレ」と、紹介するならどっちが通りがいいんだろう。2015/01/31




