クトゥルー・ミュトス・ファイルズ<br> 超時間の闇

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クトゥルー・ミュトス・ファイルズ
超時間の闇

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  • サイズ B6判/ページ数 363p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784798830100
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

松田竹男は「人間の脳に短時間で大量の情報を注入する」ための研究を行っていた。装置の名は「対人間収量情報技術実験装置」。自らを被験者として得た情報は…半ポリプ状の怪物が空を飛び、円錐状の肉体を持ち、その頂上から四本の肢が生え、そのうちの二つには鋏状の手が、一つには頭部らしき三つの目が、残りの一つはラッパ型の何かの器官を持った生物が棲まう世界のものだった。(『大いなる種族』)。県職員である私は極秘任務のため隣県へ向かう列車に乗っていた。突然列車が止まった。市兵による巡検であった。隣りに座っていた女に導かれ間一髪を逃げ延びるが、翌日逃走したルートを辿って目にしたものは、似てはいるが昨日とは全く違ったものだった。古の神々の対決が数億年の時を越えて現代に甦る!(『魔地読み』)。底知れぬ暗い空間を、私は落下していた。上も下もなく、前も後ろもない、無限の奥行きのある暗黒の空間。何かにぶつかって停止し、突如感覚の洪水が襲ってきた。様々な感覚が統合されたとき、私は雨の降る中、山道で車を走らせていた。だが、なぜ?山本弘22年ぶりのゲームブック!(『超時間の檻』)。1つのクトゥルー作品をテーマに3人の作家が小説、ゲームブック、漫画などの様々な形で競作するオマージュ・アンソロジー・シリーズ。第4弾は『超時間の影』に捧げる。巻末には原作の冒頭(荒俣宏訳)を掲載。

著者等紹介

小林泰三[コバヤシヤスミ]
1962年生まれ。1995年、クトゥルー神格名が登場する『玩具修理者』で日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。SF、ホラー、ミステリー、恋愛と幅広いジャンルで長編、短編小説を執筆

林譲治[ハヤシジョウジ]
1962年生まれ。1995年『大日本帝国欧州電撃作戦』(共著)でデビュー。日本海軍に詳しく「架空戦記」を主に執筆する他、ハードSF作品も数多く発表している

山本弘[ヤマモトヒロシ]
1978年奇想天外SF新人賞佳作受賞の「スタンピード!」でデビュー。1988年に長編クトゥルー小説『ラプラスの魔』(同名ゲームソフトのノベライズ)を発表する。2011年『去年はいい年になるだろう』で星雲賞日本長編部門を受賞。SF、ファンタジー小説を多数執筆するほか、ゲームデザイナーとしても活躍している。また「と学会」の会長を務め、トンデモ本や、オカルト関係の書籍、雑誌、ムックへの寄稿も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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sin

23
小林氏はただの落とし噺、もっと雰囲気のある作品を期待していた。林氏の作品は嫌いじゃないけど残るものが無い。山本氏のループする構成がいままでの退屈なゲームブックにないおもしろさを感じる、形作られていく物語もバランス良。そしてあいもかわらずの編集担当によるあらすじ解説でした。2013/12/11

活字スキー

11
イスの偉大なる種族にスポットを当てた三者三様の短編集。ヤスミン、林譲治さんのも良かったけど個人的に本命は山本先生によるゲームブック。ループこわい。ぐるぐるぐるぐる何度も繰り返しすぎて、次のパラグラフを確認した時点で「またかよww」と完全にレイプ目に。いつまでたってもピンク髪の魔法少女が降臨することもなく(当たり前だ!)、昔~のアドベンチャーゲームよろしく、選択肢を片っ端からメモりつつ総当たりでどうにか無事に生還出来ました。2014/02/15

yuki

3
ゲームブックを始めて体験した。本書の内容にリンクしてぐるぐるぐるぐる。まぁ、何度繰り返すことやら。ペンを片手に面白かった。2019/06/17

龍牙 襄

3
中編小説2本と、昔懐かしいゲームブック1本を収録しています。小林泰三氏の話はSFっぽいクトルゥー小説、林さんのはこちらもSF風味の掌編となっていますが、なるほどこういうクトルゥーもあるのかと唸らされました。山本氏のゲームブックは実はまだエンディングに達してないんです(^_^; ループにはまり込んじゃってなかなか先へ進めない。情報はちょっとずつなんですが集まってるんですけどねえ。そんな感じなんで読了と言っていいのかどうか怪しいんです(^_^;2014/08/04

Yotaro Takahashi

1
小林さんの絶望感・悪夢感は天才ですね。2013/10/09

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