目次
第1部 C.G.ユングの歴史的文脈(歴史的実在としてのユング;世紀末;フロイト、ヘッケル、ユング―自然哲学、進化生物学、世俗的再生;世紀末の神秘主義と再生の約束;民族主義的ユートピア理論と太陽崇拝;『リピドーの変容と象徴』)
第2部 カルトの前奏曲―年代記と伝記(霊魂、記憶イメージ、神秘への憧れ;オットー・グロース、ニーチェ哲学、母権的新異教崇拝;「母たち!母たち!何と奇妙な言葉だろう!」;幻視による集合的無意識の発掘―一九〇九年―一九十五年;集合的無意識、内なる神、そしてヴォータンの詩)
第3部 ユング・カルト(集団心理学における秘かな実験;「秘密の教会」)
著者等紹介
ノル,リチャード[ノル,リチャード][Noll,Richard]
1950年生まれ。ハーバード大学で博士号取得後の研究生として4年間過ごしたあと2000年、ペンシルベニア州にあるカトリック系デサレス大学の心理学准教授に就任、現在にいたる。ユング論の他に早発性痴呆症や統合失調症の歴史など、精神医学の歴史に関する著作が多い。またシャーマニズムについての人類学の著作でも知られている
月森左知[ツキモリサチ]
翻訳家
高田有現[タカダユウゲン]
翻訳家。諸分野にわたる文献・資料の翻訳をてがける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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