きゃわチョゴリ―軽やかにまとう自由

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きゃわチョゴリ―軽やかにまとう自由

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  • サイズ 新書判/ページ数 120p/高さ 18X18cm
  • 商品コード 9784798701615
  • NDC分類 383.15
  • Cコード C0036

出版社内容情報

カワイイが世界を変える――!



2014年11月。東京・新宿での反レイシズムパレード、

「東京大行進 TOKYO NO HATE」を華やかに彩ったかわいい現代風のチョゴリたち。

「きゃわチョゴリ」と呼ばれたその服は、一人の若い女性デザイナー、そんい が制作しました。



朝鮮半島固有の民族衣装、チョゴリを日本で在日コリアンの女性が着るということは、

本国や他の諸外国で着ること以上にシリアスで社会的な意味を帯びています。



「私が着たい服を着たい時になぜ自由に着られないの?」

それは在日のチョゴリ固有の意味を含みつつも、すべての女性、さまざまな文化に共通する平等で自由な世界への問いかけです。

乗り越えるキーワードは「きゃわ(かわいい)」!

シリアスさを受け止めつつ、「とにかくカワイイものを作ろう!」「着よう!」という提案は

多くの女性の共感を呼び、パレードでの注目やファッションショーの開催など、次々に「きゃわ」な世界の広がりへとつながっていきました。



自らの体験を交え、在日の女性とチョゴリについて、「きゃわチョゴリ」について書き下ろしました。

困難を軽やかに乗り越え、日常や社会の窮屈さから解放されることを願う

すべての人におくるエンパワーメント・エッセイです。





◆カラー写真多数

◆在日女性、日本人女性、金明秀(関西学院大学教授)を交えた座談会収録

そんい じゅごん[ソンイ ジュゴン]
1981年生まれ。三重県出身の在日コリアン3世。
カジュアルなチョゴリ(韓服/朝鮮服)を提案するブランド「そんいチョゴリ」のデザイナー。本書が初の著作。
「なんでもない日を楽しく彩る服」をテーマにチョゴリを制作している。そんいチョゴリの韓服は普段着として気軽に着られるものが多く、「きゃわチョゴリ」の愛称でも親しまれている。

早瀬道生[ハヤセ ミチオ]
1992年生まれ。京都府出身。京都造形大学大学院生。グループ展「リサーチ☆パラダイス ?潜水と浮上?」(2013年)、個展「Something’s always near 」(2014年)、「なぜ、鉱物図鑑か」(2015年)、SEALDs KANSAIを撮った「The Distance」(2016年)開催等。

内容説明

「着たい服を着たい時になぜ自由に着られないの?」それは在日のチョゴリ固有の意味を含みつつも、すべての女性、さまざまな文化に共通する平等で自由な世界への問いかけです。キーワードは「きゃわ(かわいい)」!かわいい現代風のチョゴリはどのように生まれ、どのように広がっていったのか。困難を軽やかに乗り越え、日常や社会の窮屈さから解放されることを願うすべての人におけるエンパワーメント・エッセイ。

目次

第1章 私とチョゴリ
第2章 「チマチョゴリ・イメージアップ運動」
第3章 きゃわチョゴリ隊
第4章 「そんいチョゴリ」の誕生
第5章 梅雨の晴れ間のランウェイ
第6章 四者四様の「チョゴリを着ること」
第7章 きゃわチョゴリを着て、明日へ

著者等紹介

そんいじゅごん[ソンイジュゴン]
1981年生まれ。三重県出身の在日コリアン3世。カジュアルなチョゴリ(韓服/朝鮮服)を提案するブランド「そんいチョゴリ」のデザイナー。『きゃわチョゴリ―軽やかにまとう自由』が初の著作。「なんでもない日を楽しく彩る服」をテーマにチョゴリを制作している。そんいチョゴリの韓服は普段着として気軽に着られるものが多く、「きゃわチョゴリ」の愛称でも親しまれている

早瀬道生[ハヤセミチオ]
1992年生まれ。京都府出身。京都造形大学大学院生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

茉莉花

21
韓国ドラマが好きでずっとチマチョゴリに憧れていた私。この前その念願が叶ってそんいさんの作るきゃわチョゴリを着ることが出来、本当に幸せでした(*^^*)しかし、そんなきゃわチョゴリを作る彼女ですが昔はチョゴリを着るのが大嫌いだったとのこと。彼女はチョゴリを着て通学してた時に突然殴られ「朝鮮人、韓国に帰れ!」と怒鳴られたことがあったそうです。差別という痛みや辛さや苦しさや悔しさを乗り越えた上できゃわチョゴリが作られたことを知りました。自由に好きな服を着て出かけたい、それが私らしさだから、そんな思いを感じました2016/08/27

kaboking

3
私は日本人だが、自分でチマ・チョゴリを作った事がある。しかし親に外へ着て出てはいけないと言われていた。親は朝鮮の人を差別するよう育てられた世代の者だし、私も歴史の経緯から日本人である私が軽い気持ちで着てはいけないと思っていた。ところが日本人でも着たいと思えば着てもいいとこの本は言う。衣服の持つ、着る人の属性を表す性質を無くす事は出来ない。だからこそそれを乗り越えて楽しめるようになって欲しい。2016/07/01

keepfine

2
装幀がいい。写真ページをもう少しあればよかった。この本にいわゆる大文字の政治を読み込むのは無粋かもしれないが、金明秀さんが鼎談で述べているように、民族衣装は往々にして女性が身につけるべきものとイメージされがちであり、ファッションがジェンダー規範を伴っている。男がチマチョゴリを着てもいいという提起には同感で、性差による規範を脱構築していくファッションには強く同意するし、また副題が「軽やかにまとう自由」とあるように、「着る」ではなく「まとう」という表現に、単なる生活必需品としての衣服以上の文化的価値を感じる。2018/03/16

JinHee

2
同世代の女性がこんな想いを抱きながら服で表現する事で戦っている。語彙の無い私にはただ「すごい」の言葉しか出ない。事ある毎にヘイト側を守ってきた「表現の自由」とは何だろう。伝統を超えたデザインと伝統服チョゴリに押し付けられていた従来の「〜べき」の錘を外す作業。きゃわチョゴリはまさに「表現の自由」を体現している。このチョゴリがどんな想いで作られ、どんな想いで着られたのか。それを知って尚、差別発言を「表現の自由」と言えるなら恥を知るべきだ。表現の自由とはもっと未来に向かうもののはずだ。そう思わされた。2016/06/26

ybhkr

1
わたしは日本人だけど民族衣装が好きで、チョゴリ以外にアオザイ、チャイナ、サリーも着ているしファークロアも大好き。チョゴリは五回くらいは着てる。でも街を歩いたことはないな、確かに。図書館で予約したのはかわいいチョゴリや着こなしがたくさん載ってそうだったから。しかし、内容は著者が高校生の頃、日韓の関係や北朝鮮のアレコレで朝鮮民族がバッシングされていた時期にチョゴリを着ているだけで殴られた話やチョゴリを巡る広義の意味でのプロバカンダ的なことあまり考えずに着ていて、なんか申し訳ない。と、どうしても思ってしまう。2016/08/30

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