松下圭一 日本を変える―市民自治と分権の思想

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松下圭一 日本を変える―市民自治と分権の思想

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  • サイズ B6判/ページ数 357p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784798701554
  • NDC分類 311.21
  • Cコード C1031

内容説明

地方自治体もまた一つの“政府”である。市民による自治体と国家は対等である。自治体改革やシビル・ミニマムの理論を創造し、戦後の政治と社会を変革した一政治学者の思想と行動の全貌。新たな都市政策や憲法理論によって来たるべき市民政府を提唱し、偏狭なナショナリズムを超える未来への道筋を示す。

目次

序章 松下圭一とは(多面的な存在;強く現実に働きかけ;私との半世紀にわたる関係;この時代に松下圭一を読むということ)
第1章 出発まで(空襲と大地震;最初の論文「習慣について」;発禁本もあった「市民文庫」 ほか)
第2章 ロック研究(1 ロック思想の前提;2 ロック研究―『市民政府論』を中心に)
第3章 大衆社会論争から構造改革論へ(1 市民政治理論の現代的展開;2 大衆社会論争;3 工場改革論に向かって)
第4章 自治体改革、シビル・ミニマム、都市政策(1 自治体改革と革新首長の群生;2 シビル・ミニマム;3 都市政策の構築)
第5章 市民自治の憲法理論(1 市民産科と法学的思考;2 戦後憲法学―その理論構成と破綻;3 憲法理論の再構築にむけて;4 「整憲」の重要性)
第6章 市民文化の可能性(1 “市民”的人間型;2 婦人問題への着目;3 市民参加、職員参加;4 市民文化の可能性)
第7章 政策型思考と制度型思考(1 政策型思考とはなにか;2 制度型思考の構造転換;3 基本条例と自治体再構築)
第8章 市民法学の提起(1 官僚内閣制から国会内閣制へ;2 政治学と法学の分裂)
終章 成熟と洗練―日本再構築に向けて(独自の思索はいかにして生まれたか;救いはあるか;確かなる希望)

著者等紹介

大塚信一[オオツカノブカズ]
1939年、東京生まれ。国際基督教大学卒業。63年、岩波書店に入社し、雑誌『思想』、岩波新書編集部を経て、「岩波現代選書」「叢書・文化の現在」「新講座・哲学」などを企画・編集。また編集長として季刊誌『へるめす』を創刊。97年~2003年、代表取締役社長。現在、社会福祉法人日本点字図書館理事、東アジア出版人会議最高顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

28
努力は、生命と環境とが均衡する場所(35頁)。松下は市民文庫の本を手あたりしだいに詠んだ。学校の成績は芳しくなかったものの、東大に合格(40頁)。真の学力、実力は読書から得ていたことは覚えておく必要があろう。ボダンが立法の観念を定式化し、法律と権力関係を逆転させた意義がある(57頁)。ホッブズでは、国家の個人に対する位置、政治正統論のみにたいして、ロックはそれを社会観念で解決し、政府機構で政治機構論をつくった。2016/02/18

Ra

0
国家ではなく市民をすべての起点とし、自治・分権を貫徹した分節型民主主義、その理論根拠として若き日のロック研究を基底に社会契約論+機構信託論を大枠として構想しながら、憲法学批判から行政実務まで広範にradicalに思索し、革新系のブレーンとしても活動した政治学者・松下圭一についての一種のまとめ本。too radicalであることは否めないが、彼の意見には首肯できるところも多々あり、刺激で大いに学びがあった。2018/02/21

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