内容説明
佐世保、王子、成田の反対闘争から、日大、東大などの全共闘運動、自衛官刺殺事件、爆弾闘争、国際テロ事件まで、騒然たる時代の現場を取材し続けた稀有なドキュメント。
目次
序章 番記者前史―「空白と不安の十年」を超えて
第1章 「学生番記者」になる(大森実の『東京オブザーバー』;「エンタープライズ」寄港阻止取材)
第2章 “1968”の現場(学生が勝った中大学費闘争;ベトナムから王子げ;成田闘争の泥沼とその後)
第3章 日大闘争の明と暗(インターナショナルではなく校歌を;米国の過激派への取材;日大全共闘、目前の暗転)
第4章 東大闘争の現場から(ソクラテスの逃走;せめぎあう勢力;安田講堂での年越し;落城)
第5章 連合赤軍と自衛官刺殺事件(『産経』浦和支局へ;連合赤軍事件への道;朝霞自衛官刺殺事件)
第6章 世界規模のテロ(『夕刊フジ』報道部へ;ヨーロッパの日本赤軍;「人命は地球より重い」、その後)
終章 メディアはどう変わったか
著者等紹介
土屋達彦[ツチヤタツヒコ]
1941年、兵庫県神戸市に生まれる。66年、慶應義塾大学文学部史学科を卒業。67年、大森実主宰『東京オブザーバー』入社、68年の米原子力空母佐世保寄港阻止闘争の取材を契機に学生運動担当となり、日大や東大の全共闘運動、成田闘争などを取材する。70年、『産経新聞』入社、浦和支局員となる。72年、『夕刊フジ』編集局報道部に異動、国際テロ事件からロッキード事件までを取材する。81年、産経新聞社を退社、月刊誌の創刊などに携わり、その後、危機管理広報を主とするコンサルティング会社を設立し現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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あっきー
chuji
JunTHR
大熊真春(OKUMA Masaharu)