内容説明
ブッダは難しい仏教語ではなく、誰にもわかるふだんの言葉で説いた。やさしい日本語で読める。絶望にとらわれず、欲に振り回されず、気持ち安らかに、こころ豊かに、より良く生きるための珠玉の実践法。
目次
対句
励み
心
花にちなんで
愚か者
賢者
まことの人
千という数にちなんで
悪
暴力
老い
自己
世の中
ブッダ
幸せ
愛しきもの
怒り
汚れ
道理に従う人
道
さまざまなこと
地獄
象にちなんで
激しい愛着
出家修行者
行ない清き人
著者等紹介
今枝由郎［イマエダヨシロウ］
１９４７年生まれ。１９７４年にフランス国立科学研究センター（ＣＮＲＳ）研究員となり、９１年より同研究ディレクター、２０１２年に定年退職。専門はチベット歴史文献学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
舟江
3
ブッタの言葉をまとめた２冊のうちの１冊。お経と違って大変分り易く、すんなり入ってくる。しかし、これでは宗教に成り得ない。宗教にするためにお経が必要だったという事か。もう一冊の「スッタニパータ」も読んでみたい。2019/12/18
ジュリ
3
分かりやすい訳。すんなりと読めた。2018/09/12
crabtype
2
やはり何というかキリスト教と比べると、素直に書かれていることが頭に入りましたね。ブッダの言葉はやって良いこと悪いことがわかりやすいので、読んでて納得しやすいところも多いですね。でも信者ではなく出家した人への言葉になると、キリスト教と被る部分も多くて驚きました。どちらも悪い友人とは付き合うなとか、異性への愛は執着の元と言って否定的でしたし。宗教ってそういう他者への無限の愛を重要視するって幻想がありましたから。2016/04/29
Amano Ryota
2
日常語訳という翻訳の仕方を選ぶことによって、ブッダの言葉に流れとリズムが生まれているのを感じます。文献学的な厳密さは犠牲になっているかもしれませんが(そもそも、日常語に訳したことで損なわれたニュアンスや、意味を推し量る知識は僕にはありません)、何というか、詩として読めるというか、テクストそのものの意味を再現するよりも、在りし日のブッダが人々に叡智を語りかけたその感じを再構築しようとしている点が、この日常語訳の凄いところなんだと個人的には思います。声に出したり、書き写してみたりするのも何だか面白そうですね。2015/10/29
Himitsu Nakamura
1
スッタニパータとこれは読むべし2015/01/06
