サルトル、在存と自由の思想家

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784798701394
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C1010

出版社内容情報

小説、批評、劇作、評伝から哲学作品、さらには身を賭した政治活動まで、20世紀後半の知的世界に君臨し、国際政治にまで影響を与えた巨人の苦闘の跡をたどり、その全貌を描く。

第1章 転覆する世界――戦場の哲学者
1 電撃戦――ヒトラーという衝撃
2 奇妙な戦争
3 ドイツ捕囚

第2章 サルトルが戻ってきた日――闘いの始まり
1 占領下のパリ
2 反独運動とその挫折
3 転戦としての執筆
4 拡大する世界――アメリカ体験

第3章 栄光の中を走る――サルトルの時代
     1 サルトル現象
     2 実存主義の制覇
     3 『レ・タン・モデルヌ』とアンガージュマン文学

第4章 政治の海へ
     1 第三次世界大戦の跫音
     2 コミュニズムという神話――時代の磁力
     3 『レ・タン・モデルヌ』とサルトルの孤立
     4 歴史の解明へ――『弁証法的理性批判』の世界

第5章 人間の探究――巨大山脈としての評伝
1 他者の征服
2 ボードレール――サルトルの精神的自伝
3 ジュネ――最悪を意欲する意志
4 フロイト――無意識の併呑
5 マラルメ――絶対の探究
6 フローベール――不気味な大伽藍

第6章 征服されざる者
     1 アルジェリア戦争――闘う哲学者、元首級の文学者
     2 実存から構造へ――構造主義の挑戦
     3 サルトルの復讐
     4 闇の中で

    あとがき

    註
    主要参考文献?T

【著者紹介】
渡部佳延(わたべ よしのぶ)
1948年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部人文学科卒業。1972年、講談社に入社。『英文日本大百科事典(Encyclopedia of Japan)』全9巻の編集に携わり、「講談社現代新書」編集部を経て、「選書メチエ」編集長、「講談社学術文庫」編集長を歴任、2003年退社。現在、昭和薬科大学・神奈川大学非常勤講師。専攻、西洋思想史、20世紀文学。著書に『サルトル 知の帝王の誕生』(筆名・朝西柾、新評論)、『サルトル、存在と自由の思想家』『サルトル、世界をつかむ言葉』(トランスビュー)がある。

内容説明

小説、批評、劇作、評伝から哲学作品、さらには身を賭した政治活動まで、20世紀後半の知的世界に君臨し、国際政治にまで影響を与えた巨人の苦闘の跡をたどり、その全貌を描く。

目次

第1章 転覆する世界―戦場の哲学者(電撃戦―ヒトラーという衝撃;奇妙な戦争;ドイツ捕囚)
第2章 サルトルが戻ってきた日―闘いの始まり(占領下のパリ;反独運動とその挫折;転戦としての執筆;拡大する世界―アメリカ体験)
第3章 栄光の中を走る―サルトルの時代(サルトル現象;実存主義の制覇;『レ・タン・モデルヌ』とアンガージュマン文学)
第4章 政治の海へ(第三次世界大戦の跫音;コミュニズムという神話―時代の磁力;『レ・タン・モデルヌ』とサルトルの孤立;歴史の解明へ―『弁証法的理性批判』の世界)
第5章 人間の探究―巨大山脈としての評伝(他者の征服;ボードレール―サルトルの精神的自伝;ジュネ―最悪を意欲する意志;フロイト―無意識の併呑;マラルメ―絶対の探求;フローベール―不気味な大伽藍)
第6章 征服されざる者(アルジェリア戦争―闘う哲学者、元首級の文学者;実存から構造へ―構造主義の挑戦;サルトルの復讐;闇の中で)

著者等紹介

渡部佳延[ワタベヨシノブ]
1948年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部人文学科卒業。1972年、講談社に入社。『英文日本大百科事典(Encyclopedia of Japan)』全9巻の編集に携わり、「講談社現代新書」編集部を経て、「選書メチエ」編集長、「講談社学術文庫」編集長を歴任、2003年退社。現在、昭和薬科大学・神奈川大学非常勤講師。専攻、西洋思想史、20世紀文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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oDaDa

4
対ナチス従軍以降のサルトル伝として十分な内容ではあるが、社会主義との接近に対する考察がやや浅くも感じた。2016/05/14

shimojik

1
サルトルはヒトラーの進行を予測できなかった/戦後のサルトル:①なぜヒトラーを予測できず戦争を見通すことができなかったのか。②占領下でいかにいきるべきか/蝿:権力者に善を皮肉る:おとなしく、しずかに、ごめんなさい・ありがとうをいうことが善なのか2013/12/08

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