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出版社内容情報
魔王を暗殺した少女に下される最後の審判とは――
花嫁アリシアの愛猫と上司の失踪に続き、今度は元魔王軍の侵攻報告を受けた勇者シオン。
アリシアと共に平和的な解決策を模索すべく敵の将軍と接触するが、交渉は決裂。
そんな中、かつての英雄ヴァイスの愛剣を振りかざす人狼が戦場に現れ、状況が一転することに。
更には、魔王の元右腕を名乗る謎の悪魔憑きにより、アリシアの過去と魔王殺しの真実が暴かれ――
「これは世界の為の犠牲。哀れな勇者は、ここで死ぬべきだ」
二人の少女が未来へと踏み出す、決戦の第3巻!
内容説明
花嫁アリシアの愛猫と上司の失踪に続き、今度は元魔王軍の侵攻報告を受けた勇者シオン。アリシアと共に平和的な解決策を模索すべく敵の将軍と接触するが、交渉は決裂。そんな中、かつての英雄ヴァイスの愛剣を振りかざす人狼が戦場に現れ、状況が一転することに。更には、魔王の元右腕を名乗る謎の悪魔憑きにより、アリシアの過去と魔王殺しの真実が暴かれ―「これは世界の為の犠牲。哀れな勇者は、ここで死ぬべきだ」二人の少女が未来へと踏み出す、決戦の第3巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
20
アリシアのクソ上司で七大枢機卿の1人サラマンリウス枢機卿が彼女の愛猫とともに突如失踪して、さらには元魔王軍の侵攻によりアースヘルムが陥落する第3弾。平和的な解決策を模索すべく敵の将軍と接触するものの交渉は決裂。一方、英雄ヴァイスの愛剣を振りかざして戦況を一転させた謎の人狼の存在。魔王と元右腕を名乗る謎の悪魔憑き、シオンとヴァイス、そしてアリシアとクソ上司と、対照的なそれぞれの関係性が浮き彫りになってゆく展開で、上司をこき使う部下には苦笑いでしたけど、過去の因縁を決着させた2人の結末はなかなか良かったです。2024/12/27
タイコンデロガ級
5
面白かったです。 アリシアとシオンが本気でぶつかり合って、そんでまた共闘して、最後にはイチャイチャしたりしてと、見たいと思ってたものを一通り堪能させてもらえてうれしい。 あとがきで触れられてますが、この巻に話を纏めるために結構詰め込んだらしく、「あ~この辺り多分もっと尺を割きたかったんだろうな」みたいなのが結構感じられるのですが、しっかりと話は纏まっていたと思うので良かったです。 次巻が出なかったらアリシアとシオンの仲は好きに妄想して良いと言われたので好きにやらせてもらいます(次巻、待ってますヨ…) 2025/05/26
狗巻
2
魔王殺し完結編? 一巻から徐々に積み上げられていった百合要素が爆発したような三巻だった。相変わらずのダークファンタジーでここまでハイファンタジーなのは珍しいなって印象。あとがきの後のイチャイチャがすごい。最後までちゃんと読んだ人へのご褒美みたいな。甘々でした。2025/01/05
細川 カヲル
2
ハイファンタジーでありながらどこか現実味を帯びたようなきな臭さ。その雰囲気を持ち合わせた最終決戦はいつどのような局面に陥るのか予測がつかない。ダークを貫き通したからこそ味わえる疾走感や大人びたドラマチックさに目が離せない。 そして何よりアリシアとシオンの関係性。闇の世界で大人に混じって立ち向かう姿も美しいがその合間で魅せる年相応らしさや純粋な心がまばゆい。平和な世界で幸せになって欲しいと常々感じてしまう。 また、この巻を読み終えて"神"の在り方がずっとこの作品らしかったなぁというのも印象深い。2025/01/07
ピクミン
1
サラマンリウスの失踪と重ねて人と魔族の衝突が始まってかなり混沌としていた。バトルの読み応えはかなりあったが、ラスボスのレイヴンを含めてキャラや伏線も出せるもんは全部出しちゃえという状態なので詰め込みすぎて若干の消化不良もあったように思う。できればサラマンリウスとレイヴンの因縁はもう少しゆっくり深掘りして欲しかった。アリシアとシオンがいい感じの所に落ち着いて巻末で2人のイチャイチャを見れたし温泉回を見たい。2025/01/21