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出版社内容情報
冬の屋上で、震える彼女の手を握ったのは――
怜太の問題も一段落し、陽花里とのクリスマスデートを満喫した夏希。冬休み明けの教室で彼を待っていたのは進路の話題だった。
一周目と同じ理系に進むべきか、はたまた違う道を行くのか――
思案に暮れる中、夏希は一周目では理系を選択した唯乃が本気でピアニストを目指すべく今回は文系を選択するつもりだと知る。
その決断に自分が関係していると聞いて内心では動揺する夏希だが、その変化を良いものと捉えて唯乃の夢を応援すると決めた。
しかし、ピアノと向き合う彼女の様子はどこか危うげで……!?
内容説明
怜太の問題も一段落し、陽花里とのクリスマスデートを満喫した夏希。冬休み明けの教室で彼を待っていたのは進路の話題だった。一周目と同じ理系に進むべきか、はたまた違う道を行くのか―思案に暮れる中、夏希は一周目では理系を選択した唯乃が本気でピアニストを目指すべく今回は文系を選択するつもりだと知る。その決断に自分が関係していると聞いて内心では動揺する夏希だが、その変化を良いものと捉えて唯乃の夢を応援すると決めた。しかし、ピアノと向き合う彼女の様子はどこか危うげで…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芳樹
33
【BW】夏希がバンド活動を含めた進路選択に向きあうとともに、いよいよ表紙を飾る唯乃に焦点を当てる今回でした。一周目の唯乃が選んだ進路とその行く末を知っているからこそ、彼女の本当の思いを応援したいと「おせっかい」ながら唯乃と向きあう夏希の姿を眩しく感じますね。そして今回は唯乃の親友であり夏希の恋人である陽花里が重要な役割を演じますが、その過程で陽花里にちょっと『特殊な性癖』があることが明らかになるのはご愛敬でしょうか。二年生に進級した夏希がこれからどんな”青春”を送るのか。続きを楽しみにしています。2025/01/02
よっち
29
怜太の問題も一段落し、陽花里とのクリスマスデートを満喫した夏希。冬休み明けに仲間たちと再会し、これからの進路の問題に直面する第8弾。一周目と同じ理系に進むべきか、はたまた違う道を行くのか思案に暮れる中、それぞれの選択にも一周目とは違う選択肢が出てくる中で、夏希の影響で再びピアニストを目指すことを決めた唯乃が抱える問題がクローズアップされる展開で、どうすれば解決するのかなかなかデリケートな問題は、意外な方法が解決のきっかけになりましたね…。それにしても陽花里がヤバい性癖に目覚めていないか少し心配です(苦笑)2024/12/27
わたー
21
★★★★★面白かった。正直、美織と怜太の話が終わった後なので、ピークは越えたかなと思っていたのだがなかなかどうして…仲良しグループの中でもその大人びた立ち居振る舞いからお母さん的ポジションになることの多かった唯乃。そんな彼女が主人公の文化祭ライブをキッカケにもう一度、夢へ挑戦しようとする物語。彼女もまた主人公のせいで1周目世界とは大きく進む方向を変えることに。だけど、変えてしまったことを恐れるのではなく、彼女の意思を尊重して後悔のないように手助けをしていくというスタンスを守っていたのは印象的だった。2025/01/16
きっと
14
面白くて一瞬で読了してしまいました。七瀬回ということで事前に予想&期待していた展開があったのですが、見事に裏切られてしまいました。けど、あの結論は本当かな?と今後に含みもあるようなないような…とまたまた今後が楽しみな締め方が素敵です。あとはひかりが巻を増すごとにヤバくなっていっているのが、コントラストとして今後の美織への再度の展開期待値を高めてしまいますね。なんてったって私は美織推しですので!2025/05/06
貴志貴志
9
今回で唯乃のイメージが変わり、可愛過ぎだろになりました。 やはりギャップというものはその人のイメージを良くすることが多く。 そして灰原と陽花里の恋人関係に今まで不安でしたが、陽花里の性癖が見つかってからはなんだか安心できた今回でした。2024/12/28