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出版社内容情報
孤高の王に嫁いできたのは距離感が近すぎる王女様!?
兄すら粛清し改革を断行する孤高の王ウィルフレッドの下に、政略結婚で隣国の王女アリシアが嫁いできた。
「陛下って実はかなり優しい人、ですよね?」「……は?」
皆が彼に怯え畏れる中、わけあって庶民育ちなアリシアは、持ち前の明るさと人懐っこさでグイグイと距離を詰めてくる。彼の為に喜び、笑い、そして怒るアリシアに、ウィルフレッドも次第に心を開いていき――
やがて最幸の夫婦となる二人の結婚生活が今、始まる!
内容説明
兄すら粛清し改革を断行する孤高の王ウィルフレッドの下に、政略結婚で隣国の王女アリシアが嫁いできた。「陛下って実はかなり優しい人、ですよね?」「…は?」皆が彼に怯え恐れる中、わけあって庶民育ちなアリシアは、持ち前の明るさと人懐っこさでグイグイと距離を詰めてくる。彼の為に喜び、笑い、そして怒るアリシアに、ウィルフレッドも次第に心を開いていき―やがて最幸の夫婦となる二人の結婚生活が今、始まる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
34
父王に厭われて辺境で育ち、腹違いの兄王を弑して王位に就いた暴虐武尽の魔王として恐れられるウィルフレッド。彼の下に隣国の王女アリシアが政略結婚で嫁いでくるファンタジー。誰もが彼に怯えて恐れる中、持ち前の明るさと人懐っこさでグイグイと距離を詰めてくる庶民育ちで身代わりのアリシアに、ウィルフレッドも次第に心を開いてゆく展開でしたけど、どうしても疑心暗鬼になってしまう人は出てくるんですよね…。状況を踏まえて冷徹に下した決断にはなかなか来るものがありましたけど、アリシアの存在がこれからどう効いてくるのか今後に期待。2024/03/28
わたー
27
★★★★☆HJ文庫公式レビュワープログラム。面白かった。腐敗した国を糺すため異母兄を誅して王座につき、暴虐武尽の魔王として畏れられる王のもとに、妾腹ゆえに庶民として生活していた隣国の王女が輿入れすることから始まる物語。あてがわれた王妃候補の悉くに逃げられる要因となった彼の威圧感の前に怯えるヒロインだったが、覚悟を決めて対峙したことで、彼の言動の奥底にある優しさや誠実さに気が付く。そんな、マイナススタートから、徐々に互いに惹かれあっていく姿が軽い筆致で描かれていて良かった。2024/03/31
しぇん
24
Kindle Unlimitedで。タイトル通りですが自分にも人にも厳しい王様と優しい天然気味なヒロインのお話。天然気味ですが本質は賢いびょうしゃが。そうでなければ仲良くなれないですからね。続刊ではよその国との抗争がメインになるのかな?2024/07/25
サキイカスルメ
18
ベッタベタの甘さではなくて、タイトル通り陽だまりのような優しい甘さで寄り添ってくれるヒロイン、それに癒されていく主人公の構図が好き。誰かがやらなければいけない血にまみれた粛清を続けて、無意識に心が疲弊してしまった男性が救われる物語として、辛い出来事と救いのバランスが良かったです。ヒロイン自身も盲目に愛するのではなく、自分の目で見た彼の姿に心惹かれ愛が芽生えていくところが好きでした。あっという間に読み終わってしまったので、続きをぜひ!ファルまろさんのイラストも最高でした。2024/04/03
真白優樹
17
妾腹の子として産まれ、兄すらも殺して王座に就いた王様の元に、隣国から庶民育ちの王女が嫁いできて始まる物語。―――冷たさと陽だまり、対極だから惹かれ合う? 凍り付いて乾燥していた王様の心が王女との触れ合いを通じ変わっていく巻であり、少しずつ幸せというものを知っていく、意外と厳しい世界観の中で確かな幸せが目に映る巻である。敵となるのは身内だけではなく、親さえも。信じられぬ者が多い中、夫婦になった二人は何を乗り越えることになるのか。王様はいつか幸せを望めるのだろうか。 次巻も須らく期待であるべし。2024/04/01
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