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出版社内容情報
裏切者は誰!?
命を賭けた宇宙船からの脱出劇
人類の未来を計算する方程式。その解の出力端末として生み出された言語機械の女・青子と十二歳の少女・イヴ。しかし、何も知らないイヴは、白昼夢として見る未来の断片に悩まされていた。そんなある日、宗教団体〈ブルーフラワーズ・ワールドエンド〉の指導者となっていた青子の起こした事件に巻き込まれ、宇宙へと遭難してしまう。酸素が減っていき混乱する宇宙船の中で、イヴは自分が殺される未来を視てしまう。果たしてイヴは予言の未来を捻じ曲げ、生き残ることが出来るのか?
内容説明
人類の未来を計算する方程式。その解の出力端末として生み出された言語機械の女・青子と十二歳の少女・イヴ。しかし、何も知らないイヴは、白昼夢として見る未来の断片に悩まされていた。そんなある日、宗教団体“ブルーフラワーズ・ワールドエンド”の指導者となっていた青子の起こした事件に巻き込まれ、宇宙へと遭難してしまう。酸素が減っていき混乱する宇宙船の中で、イヴは自分が殺される未来を視てしまう。果たしてイヴは予言の未来を捻じ曲げ、生き残ることが出来るのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TERU
12
自身の未来が断片的に示される白昼夢に悩まされていたイヴは、とある宗教団体が起こした事件に巻き込まれ宇宙へ遭難してしまう。 酸素が減っていき混乱する宇宙船の中で、イヴは悩みの白昼夢で自身が殺される未来を視てしまうーー。 混迷を極める宇宙船からイヴは無事に脱出できるのか!? 本作は、作者の書きたい事をこの1タイトルに色々詰め込んでいる感があります。 濃密な設定が序盤からガンガン提示されていく中で、複数キャラクターの視点と時間軸が切り替わりながら物語が進行していく。2022/11/23
彩灯尋
12
何回読み直してもどこかなにか理解できていない気がして、結構読み直した。ページはそれほど多くないのにとんでもない情報量。圧倒された。3兄弟を中心に展開される3つのストーリー。帯に描かれているのは末っ子ヤクモの話。緻密に張り巡らされている設定と展開は怒涛の情報量で流れ込んてきた。次から次へと現れる謎がどんどん世界観へのめり込ませてくれた。最後の終わり方が本当に好きだし、きちんと会話の中の伏線を回収してくれていたのが本当にスッキリ。面白かった。2022/11/06
真白優樹
11
人が地球を離れ宇宙に進出した世界で、人類の未来の計算結果を受け取る少女が宇宙で遭難し始まる物語。―――過去と今、交差する先に未来を探して。 過去と今を行き来し、時折訪れる未来視に翻弄されながらも生き延びる道を探す中、家族の愛、異性の愛、そして時の意味が示される物語であり、新人賞らしく様々な要素が詰め込まれ、粗削りながらも面白さを確かに持っている物語である。人類に残された期間は残り三年。果たして、青年の野心が導くのはどんな世界か。動き出したばかりのそれぞれの思惑は何処へ向かうのか。 次巻も勿論楽しみである。2022/11/05
碧海いお
10
HJ文庫で発売前に新刊を見たら、珍しくSFの作品がある!と思って読んでいたのですが、1巻で色々と詰め込みすぎなんじゃないか?と感じました。設定は面白そうだったのですが、残念。2022/11/18
みやしん
9
レトロポップの流行に乗って80年代SFを令和のラノベで甦らそうとしたら?思いつき(≠直感的)小ネタをかき集めてジェンガのように組み建てた、昨今珍しい宇宙を舞台にしたラノベ。登場人物もやけに多く主人公もヒロインも誰か定まらない。特に男側兄弟は誰を中心にするか見きり発車。「何がしたかったのか?」ではなく、何でもやろうとしたのだろう。現代らしからぬ野心は買う。2022/11/24
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- 鷲尾須美は勇者である